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高台の住宅地が7.5%上昇 田辺税務署管内路線価

紀伊民報 7月1日(金)16時40分配信

 和歌山税務署は1日、県内の路線価を発表した。田辺税務署管内(田辺・西牟婁)の最高路線価は田辺市新万の市道中万呂礫坂線の8万6千円で、7・5%上昇した。県内7税務署管内ごとの最高路線価のうち、上昇地点が出るのは8年ぶり。

 路線価は道路に面する土地1平方メートル当たりの評価額。毎年1月1日時点で、公示地価や実際の売買価格、不動産鑑定士の評価などを基に出している。

 県内では3920地点を調査。昨年以前から継続して調べた3891点のうち、上昇は295点、横ばいは1301点、下落は2295件だった。

 田辺管内の最高地点は、これまで田辺市湊のJR紀伊田辺駅前だったが、1995年から22年連続下落。今年は8万5千円で、昨年の8万7千円から下がった一方、近年上昇していた田辺市新万が昨年から6千円上がり、田辺市湊を上回った。

 田辺市新万で上昇している理由について税務署の担当者は、公示地価や不動産鑑定士の意見などの情報として「津波への防災意識の高まりで、高台の住宅地として需要が増えている」と話している。

 田辺管内のほか、粉河管内の最高地点、岩出市中迫(7万9千円)の国道24号でも1・3%上昇した。県内の税務署管内ごとの最高路線価のうち、上昇地点が出るのは、2008年に和歌山市で上昇地点があって以来。

 県平均の下落率は1・9%で、昨年の2・7%から縮小した。下落率の縮小は4年連続だが、6年連続近畿6府県で最高となった。

最終更新:7月1日(金)16時40分

紀伊民報