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駐車場1.5倍、渋滞解消 金大病院、600台収容に

北國新聞社 7月1日(金)3時14分配信

 1998年(平成10)年3月から金沢市宝町で進められていた金大附属病院の再整備事業が30日、完了した。外来患者らが利用する駐車場の収容台数は約600台で以前の1・5倍となり、長年の懸案だった病院周辺の交通渋滞が解消される見込みとなった。足かけ18年に及ぶ再整備では、病棟や診療棟などを順番に建て替え、北陸の医療拠点が形成された。総工費は464億円に上った。

 再整備の間、駐車場の収容台数は400台程度で推移し、外来患者の多い平日午前を中心に渋滞が日常化していた。車列は周辺の道路まで連なり、駐車場に入るまでに30分以上を要することもしばしばあった。

 金大附属病院は1日平均1500人の外来患者が訪れ、見舞客や業者らを含め、駐車場は1日約2千台の利用がある。駐車スペースを拡大したことで、外来患者が2400~2500人と特に多い年末年始や旧盆時期も渋滞を引き起こすことはないと見込まれる。

 北陸鉄道(金沢市)は3日から、病院の正面入り口前にバス停を設け、小立野や石引周辺を通る一部の路線バスが敷地内に乗り入れる。金沢ふらっとバス菊川ルートも21日から、病院の敷地内に停車する。

 JR金沢駅を利用して来院する患者も多く、北陸鉄道は平日午前に金沢駅から病院に向かうバスを4本運行している。蒲田(がばた)敏文病院長は「高齢の患者には車を使えない人も多いので、北鉄に増便を働き掛けていきたい」と意欲を示した。

 再整備では、鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建ての外来診療棟や中央診療棟などが建設された。鉄筋コンクリート造地下1階地上10階建ての東西病棟も整備され、838の病床を備える。

 再整備事業の完成式が2日、宝町キャンパスで行われる。蒲田病院長は「今後も病院の質を向上させ、患者の満足度を高めたい。収益を上げて設備投資を進め、若い医師が働きたいと思える環境づくりにも力を入れる」と話した。

北國新聞社

最終更新:7月1日(金)3時14分

北國新聞社