ここから本文です

ジェイエア新機材、仙台就航 全便導入へ

Aviation Wire 7月2日(土)19時48分配信

 民営化初日の仙台空港に7月1日、日本航空(JAL/JL、9201)グループで地方路線を担うジェイエア(JAR/XM)のエンブラエル190(E190)型機が就航した。

 ジェイエアは伊丹と仙台を1日7往復運航。E190の伊丹発初便となったJL2201便(登録番号JA241J)は伊丹を午前7時9分に出発し、午前8時15分に到着した。

◆クラスJを15席

 E190はブラジルのエンブラエル社製で、国内の航空会社が導入するのは初めて。ジェイエアが2009年2月から導入しているエンブラエル170(E170)型機が1クラス76席なのに対し、E190は2クラス95席。上級シートの「クラスJ」が15席(1列1席+2席)と普通席80席(1列2席+2席)で、リージョナル機にクラスJを初導入した。

 シート素材は、JALの国内線新仕様機「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」と同等のものを採用。両クラスとも黒の本革シートで、JALグループの国内線用機材では初めて、パソコンなどが充電できる電源コンセントを全席に完備(普通席は2席共用)している。

 2016年度末には、Wi-Fiを利用した無料ビデオ番組サービスを開始予定。乗客が手持ちのスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど無線LAN対応機器を使い、ビデオ番組を視聴できるようにする。

◆仙台・鹿児島をE190化

 ジェイエアの大貫哲也社長は「民営化の記念すべき日に、お披露目できることを大変うれしく思っている。航空会社にとって、新しい飛行機を導入することは事業の発展・拡張を意味するもの。地域の皆様に利用していただけるよう、努力したい」と抱負を述べた。

 民営化初日を迎えた仙台国際空港会社の岩井卓也社長は、「仙台は国が管理する空港の民営化第一号。民営化は、民間の知恵で交流人口を増やすべきということに尽きると思う。さまざまな工夫、努力をして利用者を増やしたい」と、民営化の意義に触れた。

 岩井社長は「民営化開始当日から最新鋭機材を投入していただけるのは、JALからとても大きなエールを送っていただいた。20席増え、クラスJもある新しい機材で、大阪へ快適な旅が出来るようになった。利用者が増えるよう協力したい」と、ジェイエアの新機材導入を利用者増につなげていきたいと、意気込みを語った。

 仙台発初便の伊丹行きJL2202便は、大貫社長らに見送られて午前8時45分に出発。伊丹には午前9時58分に到着した。初便の乗客にはE190就航記念のクリアファイルやバインダー、ボールペン、うちわなどの記念品が搭乗口で配られた。

 大貫社長は今年度内のE190導入について、「今年中に伊丹-仙台線と鹿児島線の2路線を、すべてE190に変えることが当面の目標」と語った。

 JALは2014年8月28日、E190と追加発注となるE170の2機種合計で確定発注15機、オプション契約12機の最大27機を導入する契約を結んだ。2016年度は、E190を5機受領する。また、三菱航空機のMRJも32機発注済み。

 今後はE170とE190合計32機で、エンブラエル機にいったん統一し、2021年から7年程度かけてMRJへの置き換えを進めていく計画。E190は今後10年の戦略機材となる。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:7月2日(土)19時48分

Aviation Wire