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条件多すぎ?「スター・トレック」ファン向け二次創作ガイドライン

シネマトゥデイ 7月2日(土)8時16分配信

 ファンがクラウドファンディングで製作費を集めて作った「スター・トレック」の短編「プレリュード・トゥ・アクサナー(原題) / Prelude to Axanar」と長編映画『アクサナー(原題) / Axanar』をめぐる著作権侵害の裁判がきっかけで、米パラマウント・ピクチャーズと米CBSがファン製作映画の今後のガイドラインを発表した。

【動画】シリーズ最新作『スター・トレック BEYOND』

 Star Trek Homepage によると、アマチュア映画製作、ファンの二次創作は道理にかなった範囲内ならばサポートしたいと前置きがされている。

 スタジオ側から異議を唱えられないようにするには、まず1作品が15分未満であること。続いても2話、合計30分までで、追加のシーズンや続編などの製作は不可。また、「スター・トレック」という単語をタイトルに入れることはできないが、「『スター・トレック』ファン製作映画」という副題は付けなければならないという。

 ほかには、ストーリーがオリジナルであることや、「スター・トレック」と同じユニフォームや小道具を使う場合は海賊版ではなく、公式グッズを使用すること。たばこ、薬物などの描写、違法行為、罵声、ヌードなどの不適切な映像を含むことも不可。スタッフ、出演者全員がアマチュアであること。無料のデジタル配信のみでDVDやブルーレイなどのフォーマットで配給せず、利益を上げてはならないことなどが含まれている。

 著作権侵害で訴えられている『アクサナー(原題)』はクラウドファンディングで約120万ドル(約1億3,200万円)を集めたことも脅威だったようで、今後は製作費を募っても5万ドル(約550万円)でストップさせることも条件に入っている。(1ドル110円計算)

 また、作品には「スター・トレック」のあらゆる著作権はパラマウントとCBSにあることを記さなければならないほか、ファン製作映画は著作権登録をすることはできないという。

 J・J・エイブラムス監督は以前、新作『スター・トレック BEYOND』のジャスティン・リン監督がスタジオ側にファン映画の著作権侵害訴訟を取り下げるよう伝え、「数週間以内には取り下げられることになるよ」と言っていたが、1か月経った現在も訴訟は続いている。(澤田理沙)

最終更新:7月2日(土)8時16分

シネマトゥデイ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。