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楢葉で歯科医院再開 蒲生正若院長 帰町後押し

福島民報 7月2日(土)15時19分配信

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が昨年9月に解除された福島県楢葉町で1日、蒲生歯科医院が診療を再開した。同町北田字中満の県立大野病院付属ふたば復興診療所(愛称・ふたばリカーレ)の隣接地に新たに歯科医院を設けた。
 町内唯一の歯科医院だった蒲生歯科医院は東日本大震災と原発事故で閉鎖を余儀なくされた。蒲生正若院長(55)は一時、山形県に避難していたが、平成26年6月、いわき市平の上荒川仮設住宅の敷地内に仮設歯科診療所を設け、同市に避難している町民を診察していた。町の避難指示が解除されるのに合わせて町内での診療再開に向け準備を進めてきた。
 当初、震災以前に開業していた自宅兼医院での再開を考えていたが、被害が大きかったため断念。町が復興拠点と位置付けるコンパクトタウン内のふたばリカーレの隣接地を紹介した。スタッフは蒲生院長と妻裕子さん(56)の歯科医2人と、歯科助手2人、事務職員2人の合わせて6人。
 初日から、帰町した町民やいわきの仮設歯科診療所で診察を受けていた町民が多数訪れた。楢葉からいわきに避難している会社社長の三本木央之さん(61)は「気心が知れている先生に診てもらえて安心」と話してた。
 蒲生院長は「医療機関がないと帰町できないと考える町民が多く、町内での再開を目指してきた。歯科医として町の復興を後押ししたい」と語った。
 蒲生歯科医院の診療日は月曜日から金曜日で、時間は午前9時半から午前11時半までと午後2時から午後4時まで。問い合わせは同医院 電話0240(25)2061へ。

福島民報社

最終更新:7月2日(土)15時46分

福島民報