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【熊本地震】伝わらない被災地のいま このVR動画があなたの心を動かす

BuzzFeed Japan 7月2日(土)5時0分配信

熊本地震が発生して、2カ月半。まだまだ「復興」していない故郷を助けたい。そして、知ってもらいたい。

【Youtube】益城町を映したVR動画

でも、どうやって?

周囲360度の風景を映し出し、まるで、自分が現場に立っているかのように感じる「VR」。その技術を使って被災地を様子を伝えようと、ひとりのプロデューサーが立ち上がった。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

VRだからこそ伝わるもの

「VRだから、臨場感が全然違います。現状もしっかり伝わります。『え、こんなにひどい状況なの?』と思ってもらえるはずです」

そう説明するのは、熊本出身の企画プロデューサー北川義樹さん(31)だ。

北川さんが発案したのは「VR Donation」。被災地で撮影した360°動画をVRキットで見てもらい、さらに募金もしてもらう、というプロジェクトだ。

仕組みは簡単だ。スマホで横にあるQRコードで動画を読み込み、専用の簡易キットに差し込んで再生するだけ。

「たとえばフェスなどでブースを借りて、そこにキットを並べるイメージですね。自分が見た被災地区を支援できるよう、募金先も動画ごとに変えていくことができればと思っています。募金も確実に増えるはずです」

伝わっていないもどかしさ

北川さんがVRを使って、被災地を伝えようとする理由。それは、変わり果てたふるさとが「伝わっていない」という、もどかしさにあった。

7歳から22歳まで過ごした熊本を久しぶりに訪れたのは、震災の2カ月あと。6月に入ってからだ。

東京で見聞きしていた被災地とはまるで違う、「街全体が破壊されてしまった」状況に唖然とした。「復興なんてしていないじゃないか、ぜんぜん報道されていないじゃないか」。そんな思いが募った。

「想像以上の破壊状況を見て、少しでも熊本の外の人に、報道や数字だけじゃわからない本当の状況を伝えようと思ったんです」

ちょうど360°動画を活用し始めていたばかりだった。プロデューサーの自分にできることは、伝えることしかない。すぐ、撮影を始めることにした。

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最終更新:7月3日(日)16時29分

BuzzFeed Japan