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教育システム侵入、高校生15人に聴き取り 佐賀県教委、事件との関連確認

佐賀新聞 7月2日(土)11時57分配信

 佐賀県の県立中学、高校の教育情報システムなどが不正にアクセスされた事件で、県教育委員会は1日、事件に関連する情報を知っている可能性がある高校生約15人から聴き取りを始めた。警視庁に対しては、今後のセキュリティー対策を徹底するため、侵入の手口に関わる情報提供などを求める要望書を送付した。

 聴き取りをするのは、校内無線LANへの不正アクセスで個人情報が盗み取られた県立学校7校のうち、複数の高校の生徒。警視庁への捜査協力で関与の疑いが浮かんだり、被害を受けた各高校から過去の生徒指導などの情報提供を受けたりして対象者を絞り込んだ。

 生徒には、事件の情報を知っているかどうかや、流出した個人情報を所有したり拡散したりしていないかを確認する。県教委は「事件に関係しているかどうかは分からないので、慎重に対応する」としている。

 逮捕された少年(17)は16~18歳の数人とグループを組み、インターネット電話で「情報収集会議」と称して、不正取得した個人情報を仲間に教えたり、成果を自慢したりしていた。このうち佐賀市の県立高2年の男子生徒(16)は、少年から手口を教わり、不正にアクセスしたとして佐賀地検に書類送検されている。

 一方、県教委は警視庁に対し、押収した少年のパソコンとは別の場所に個人情報が存在しないか尋ねるとともに、詳しい侵入手口の開示や、押収したパソコンから情報が流出しないような措置を取ることを求める要望書を送付した。11日までの回答を求めている。

 県内すべての県立学校の校内無線LANは3日まで運用を停止する。県教委は「セキュリティーに問題はないが、大きな話題になっており、新たな不正アクセスなど休日の不測の事態を避けたい」としている。

最終更新:7月2日(土)14時9分

佐賀新聞