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三菱自の協力会社に評価と懸念 岡山で益子会長が補償など説明

山陽新聞デジタル 7月2日(土)9時0分配信

 三菱自動車(東京)の燃費不正問題で、取引先向けの事業方針説明会が岡山市内で開かれた1日、出席した水島製作所(岡山県倉敷市)の協力会社などからは「納得できる内容」との評価の一方、「国内販売は厳しい状況が続く」と影響の長期化を懸念する声が聞かれた。

 同問題が発覚した4月20日以降で初めて開かれた説明会では、益子修会長が未納入品の買い取りや部品の保管費用、従業員の一時帰休の費用などを補償する方針を示した。

 水島機工(倉敷市)の滝沢公一社長は「納得できる内容だった。気持ちを切り替えて頑張りたい」と、ほっとした表情。完成車の運送などを担当する同市の運送会社役員も「従業員を休業させるなど影響は大きかったが、直接説明を聞けて安心した」とした。

 これに対し、岡山県南部の部品メーカー社長は「生産再開にこぎ着けたとはいえ、三菱自のブランドイメージは大きく傷ついた。今後も厳しい状況は続く」と先行きを懸念。

 三菱自の日産傘下入りについても、「日産系の仕事が獲得できるよう開発力を磨きたい」「コスト競争になれば生産台数が圧倒的に多い日産系が優位」と見方が分かれた。

 協力会社12社でつくる協同組合ウイングバレイ(総社市)の昼田真三理事長は「受け止め方はさまざまだろうが、益子会長から説明があったのは大きな節目。一歩一歩進むしかない」と話した。

最終更新:7月2日(土)9時0分

山陽新聞デジタル