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全面対決の岡山、党幹部ら続々来援 参院選、総力挙げた戦いに

山陽新聞デジタル 7月2日(土)16時0分配信

 与野党がそれぞれ候補を絞り、全面対決の構図となっている参院選岡山選挙区(改選数1)。自民、民進両党の新人陣営には各党が幹部や閣僚らを続々と送り込み、てこ入れを図っている。政治の安定を訴える与党、政権批判を強める野党。10日の投票に向け、総力を挙げた戦いはますます熱を帯びてきた。

 自民にとって、民進の江田五月氏に2回連続で敗れている改選議席の奪取は悲願だ。

 「世界経済がガタガタしているときこそ政治の安定が大事だ」。6月30日、岡山市内で自民新人と街頭演説した同党の谷垣禎一幹事長は英国のEU(欧州連合)離脱に絡め、支持を求めた。

 同じ日に駆け付けた丸川珠代環境相は「加藤勝信1億総活躍担当相らスターがそろった岡山で、この議席だけずっと取れずにきた」と指摘して必勝ムードをあおった。

 同28日には同党の茂木敏充選対委員長と安倍昭恵首相夫人、翌29日には馳浩文部科学相が来援。与党陣営は今後も2日に自民の額賀福志郎元財務相、公明党の石田祝稔政調会長が岡山入りするなど、途切れない支援体制で引き締めを図る。

 一方、民進にとっても現職の江田氏が死守してきた議席だけに負けられない戦い。

 6月25日、同党新人の遊説に同行した枝野幸男幹事長は「雇用増は不安定な非正規労働が増えたため。円安、株高もアベノミクスの成果ではない」と安倍政権の経済政策を真っ向から否定した。

 民進はこのほか同26日に岡山市出身の江田憲司、同30日に“ミスター年金”といわれた長妻昭の両代表代行を投入。今後も2日の細野豪志元環境相、3日の山尾志桜里政調会長ら知名度の高い顔ぶれで盛り上げを狙う。

 陣営には共闘する他党も応援に駆け付けており、6月28日に赤磐市での街頭演説に参加した共産党の小池晃書記局長は「市民と野党の力で安倍政権の暴走をストップさせよう」と結束を強調した。

 与野党ともに勝負どころとみる戦いは、互いに譲らないまま後半に入った。

最終更新:7月2日(土)16時0分

山陽新聞デジタル