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エクレストン、歴史的貢献ボーナスなどF1分配金計算方法の見直しを示唆「成績重視で平等に」

オートスポーツweb 7月2日(土)17時55分配信

 バーニー・エクレストンは、個別交渉による「ボーナス」などを廃止して、成績を重視した新しい分配金の計算方法を検討しているようだ。
 現在、F1の収益の分配金は、成績、ボーナス、歴史的貢献の3つの部門に分けられている。フェラーリ、レッドブル、マクラーレン、メルセデスは、2020年までの双務的な契約を結んだことへのボーナスを受け取っているほか、フェラーリには長年の選手権参戦への報奨、ウイリアムズには歴史的貢献に対するボーナス、レッドブルとメルセデスには個別交渉による追加の支払いがある。

 オーストリアで報道陣の質問に答えたエクレストンは、次のように語った。
「多額の上乗せについては廃止して、勝てばそれに応じた金額が受け取れるような計算方法にしていくことになるだろう。優勝を争っていないチームに分配金は払えない。私としても、実質的にスタートマネー(レースに参加するだけで受け取れる報酬)になるような払い方はしたくない」

 また、この件についてエクレストンと個人的に話をしたというメルセデスのチーム代表トト・ウォルフは、「投資を奨励し、投資によって好成績をあげた場合には、それだけ大きな金額が受け取れる形が望ましい」と述べている。

 エクレストンによれば、彼が考えている新方式は、以前から収益の分配方法が不公平だと訴えてきた小規模チームにとって、よりフェアなものになるという。

「現在のやり方では、確かに受け取る金額の変動が起きにくい。その点については、あるチームが好成績をあげれば、大きく分配金の額が増える可能性があるようにしたい」


「こういう言い方が正しいかどうか分からないが、私たちは4チームないし5チームに特別な『配慮』をしている。なぜなら、彼らは4~5年前に2020年まで参戦を継続するという長期的な約束を交わし、それに対する代償を求めたからだ」

 メルセデスは、コンストラクターズ選手権を勝ち取ればボーナスが支払われる形で契約を結んでおり、これが新しい分配方法のモデルになるかもしれない、とウォルフは示唆した。

「メルセデスが2012年に結んだ契約が、将来の分配金の計算方法のベースになるかもしれない。私たちは、ここ2年間の好成績により分配金の上乗せを得た。選手権を獲得すれば、収入を増やせるという条件を契約に組み入れていたからだ」

 エクレストンは「今年中に話をまとめた」上で、現在の契約が終了した後の2021年から新しい方式を採用したいと考えているようだ。2020年以前に新しい計算方法へ移行するには、全チームが一致して賛成する必要がある。

 この件についての話し合いは、まだ始まったばかりの段階にある。しかし、歴史的貢献や長期参戦へのボーナスを廃止したいのかという質問に対し、エクレストンは「そうだ。ボーナスはやめる。どのチームも同じ立場にあるのだから」と述べた。

 だが、その後に行われたインタビューで、彼は「考えてみてほしい。フェラーリはF1世界選手権が創立されてから、ずっと参戦を続けてきた。それに対して何かしらの見返りがあって然るべきだろう」とも語っている。

[オートスポーツweb ]

最終更新:7月2日(土)17時55分

オートスポーツweb

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