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池松壮亮&菅田将暉、互いに感じる“男の色気”「顔がエロい」「敗北を知っている」

クランクイン! 7/2(土) 5:50配信

 映画界で引っ張りだこの若手俳優・池松壮亮と菅田将暉が絶妙な会話劇を繰り広げる映画『セトウツミ』が公開を迎えた。学校終りの1時間半、河原の石畳に座り「暇つぶし」の会話を延々と繰り広げるという、ある意味で俳優にとっては非常にハードルが高いと思われる作品。「マンガが超強敵なんですよ」と苦笑いを浮かべた池松と菅田に本作の魅力や共演して感じた互いの印象などを聞いた。

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 「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)にて連載中の同名コミックは、シニカルでウィットに富んだ会話と独特の間が人気の作品。実写化するには、演じる役者の力量が求められるが、大森立嗣監督からは「漫才にはしないでくれ」というオーダーがあったという。「演じている時は、実際に面白いのかなっていうのは分からない。やりすぎてもいけないし、感覚が分からなくなってくるんですよね」と池松が撮影を振り返ると、菅田も「やっていくうちに煮詰まってきちゃうんです」と苦笑い。

 2人とも原作コミックの魅力を十二分に理解しているだけに、色々なことが池松と菅田の前に大きく立ちはだかる。「原作の完成されているなって感じる部分は、バラエティで見るような大げさな関西弁ではなく、普通のトーンで今っぽい会話劇がセンス抜群で面白いんです。それをマンガだと自分の一番好きなタイミングで読めるんです。でも映画にすると、長回しで引きでとったりするので、ちゃんと伝わるか……という部分が難しいですよね」と菅田は心情を吐露する。

 一方の池松も「(原作の)『セトウツミ』は強いんですよ。色々なものが詰まっていて、今っぽくて……。本当に強敵なんですよね」と胸の内を明かすと「もうちょっとやった方がいいのかな……とか、色々と考えながらやってはいましたが、何が正解かは分かりませんからね。でも試写でクスって笑ってくれている人がいるって聞くとホッとしますね」と試行錯誤しながら演じた作品に反響があったことに胸をなでおろす。


 池松が演じた内海、菅田が扮する瀬戸。2人の距離感は見ていて非常に心地が良い。さすが2016年だけでも、待機作を含め9本近くの劇場映画が公開されるという若手実力派の池松と菅田だと唸ってしまう。これまで共演はあったものの、ここまでしっかりと向き合ったのは初めてだという。今回はコミカルな雰囲気の映画だが、これまで二人の作品のメガホンをとった監督の多くが、彼らの魅力を“色気”というキーワードで表現した。

 そのことについて菅田は「池松くんは顔がエロいですし、僕ら世代でよく“誰が一番エロいか”って話をすると『池松くん』って出ますからね。女性からみて魅力的なのはもちろんですが、男からみても『ずるいな~カッコいいな~』って思える人です」と語ると、池松は「別に色気が欲しいわけでもないし、それを武器にしているわけでもないんですよ。僕の場合はたまたまちょっと裸になる機会が多いからそういわれるんでしょうね」と苦笑い。

 一方で、池松は菅田に対しては「労働的なことではない疲労感がありますよね。色々なものを見てきて、ちょっと早く大人になったんだろうなって思うし、ちゃんと敗北を知っている人と感じる。全然背伸びしないし、一人でまっすぐ立っている。そういう部分が色気につながっているんだろうなって思いますね」と評価する。

 撮影を通じて“だいぶ温まってきた”という池松と菅田の関係。「二人のネクラ臭のする感じが良いんですけれど、お客さん入るんですかね。ものすごいスケールが小さいはなしですから……」と自虐的に笑う池松だったが、続編に関しては「お客さんの入り次第ですかね」と言いつつも「題材はいっぱいありますから」とまんざらでもない表情を浮かべる池松と菅田だった。(取材・文・写真:磯部正和)

 『セトウツミ』は絶賛上映中。 

池松壮亮/ヘアメイク:遠山 美和子(THYMON Inc.)
菅田将暉/ヘアメイク:AZUMA@MONDO‐artist(W)

最終更新:7/2(土) 5:50

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