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時代を映すユニフォームの“着こなし”あれこれ

ベースボールキング 7月2日(土)7時30分配信

“着こなし”から野球を見る

 夏が近づくにつれて、どんどんと気温も上昇している今日この頃。プロ野球の試合を見ていると、特に投手が大粒の汗を流しながら投げている光景をよく目にする。

 スタジアムの照明を浴び、グラウンドレベルの熱気の中での投球…。空調の効くドーム球場が増えているとは言え、その“暑さ”は我々には想像できないものだろう。

 しかし、こんなにも暑そうに見える投手たちなのに、多くはこぞって長袖のアンダーシャツを着用している。ドーム球場でプレーする選手たちに限ったことではない。なんなら炎天下の中でプレーする高校球児たちも近年は長袖を着用する選手が増えてきた。

長袖にこだわる理由

 彼らはどうして汗を流しながらも長袖を選ぶのだろうか……。

 まずは、長袖を着ることによって「汗が掌に落ちてくるのを防止する」というもの。いわゆる“汗取り”としての役目が挙げられる。また、飛び込むプレーであったり、ボールがイレギュラーしたときのとっさのプレーの際にケガをするのを防ぐという役目もあるという。

 さらに、かつてはこんな理由で長袖を着用する選手もいた。

 約10数年前、まだ残暑厳しい試合前の練習時のこと。その選手はひとり顔を真っ赤にしながら長袖を着用して練習していた。他の選手は半袖なのに、と思って聞いてみると、

 「昨日飲みすぎてさ。汗をかいて酒を抜いてるんだ」

なるほど。一理ある。昔はこんな理由から長袖を愛用していた選手もいたのだった。

今後の進化にも期待

 インナーだけでなく、ユニフォームの着こなしも今と昔では全く違う。

 ひと昔前はというと、ユニフォームのズボンの裾は膝で止め、その下にアンダーソックスとアンダーストッキングを着用するのが主流だった。

 アンダーストッキングに関しては今ではあまり見られないものになったものの、ズボンの裾を膝で止める着こなしは、いわゆる“オールドスタイル”と呼ばれて今なお続いている。

 さらに、現代の野球界で主流となっているのが、いわゆる“メジャーリーグ風”の着こなし。ズボンの裾はスパイクにかかるまで下ろし、ソックスは見せない。メジャーリーグではこのスタイルがほとんどで、最近では日本の野球界もこちらのスタイルが圧倒的に多くなった。

 時代によって移り変わっていく、野球選手の“着こなし”。これからもさらなる高機能なウェアやユニフォームが生まれ、その都度アップデートされていくことだろう。

 

BASEBALL KING

最終更新:7月2日(土)7時30分

ベースボールキング

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