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「18歳選挙権」をPR 広報紙や図書館と連携

紀伊民報 7月2日(土)16時45分配信

 参院選(10日投開票)で選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたのを受け、投票率が低迷する若者に投票を呼び掛けようと、和歌山県紀南地方でも各選挙管理委員会が啓発に工夫をしている。

 前回参院選(2013年)の県内年齢別投票率は、20~24歳が最も低く31・22%、25~29歳も41・11%で、平均の59・39%を大きく下回った。田辺市ではさらに低く、20~24歳が16・67%、25~29歳は34・55%だった。

 田辺市は広報紙6月号で、上富田町は同7月号で表紙のテーマを「18歳選挙権」にした。それぞれ18歳の高校生が投票する写真を掲載している。

 田辺市の表紙は、原則その月の特集内容に合わせている。6月号は「まちづくり報告会」。市企画広報課は「18歳選挙権の歴史的節目と、若者に市政に関心を持ってもらいたいという狙いがうまくつながった。投票をきっかけに地元に愛着を深め、貢献したいという思いを持つ若者が増えればうれしい」と期待する。

 県立紀南図書館(田辺市新庄町)は県選管と協力して、「18歳選挙権」をテーマに、政治経済や選挙の入門書など約60冊を集めた特設コーナーを設置した。選挙がテーマの展示は初めて。「若者が政治に興味を持つきっかけになればうれしい」と利用を呼び掛けている。10日まで。

 本を手に取っていた田辺高校2年生の前田日菜子さん(16)は「政治は難しいけれど、18歳になったら投票に行きたい。きちんと政治に向き合える人を選びたい」と話した。

最終更新:7月2日(土)16時45分

紀伊民報