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超富裕層資産調査 アジアの富豪が世界一に 北米は2位

ZUU online 7月3日(日)7時10分配信

アジアの超富裕層(100万ドル以上の資産を所有する層)の総資産額が史上初めて北米や欧州を上回ったことが、フランスの国際コンサルティング会社、キャップジェミニの「ワールド・ウェルス・レポート2016」から明らかになった。

中国と日本を筆頭に、昨年アジア圏の富裕層の資産総額は17兆4000億ドル(約1778兆1060億円/前年比9.4%増)を記録している。対する北米は16兆6000億ドル(約1696兆3540億円/2.3%増)、欧州は13兆6000億ドル(約1389兆7840億円/4%増)だ。

経済が失速した中国、低迷を続ける日本の状況を考慮すると意外な結果に感じるが、アジアの資産成長は金融サービス、テクノロジー、医療産業分野で飛躍的に伸びている。

■ ますます拡大される貧富の差 英離脱の影響は?

レポートによると世界の超富裕層による総資産額は60兆ドル(約6131兆4000億円)。過去30年間で4倍に膨れあがっており、2025年までには100兆ドル(約1京219兆円)に達すると予想されている。

過去の成長率から大きな変動がなければ、アジア富裕層による資産拡大は今後10年間は順調に続き、世界超富裕層の資産総額の40%を占める勢いだ。

次いで順調なのは欧州。スペインでの記録的な失業率(2015年4月ユーロスタットによる統計では22.7%)もどこ吹く風で、超富裕層は4.8%資産を増やしている。

しかし英国のEU離脱が決定した今、その影響が英国を含む欧州は勿論、世界の超富裕層にどのような長期的影響をおよぼすかはベールに包まれている。

英国は世界で5番目に超富裕層人口が多い国だが、当然ながら独立国として歩み始めた影響は国全体に直撃するはずだ。昨年の時点ですでに超富裕層の成長率がわずか1%にとどまり、世界平均(4%)を大きく下回っている。

超裕福層人口が世界一の米国も、成長速度は低下。北米は2.3%の伸びを見せたが、南米はブラジルの国債暴落をまともにかぶり3.7%の減少。

このレポートからは貧困層の50%の資産総額が、貧富ピラミッドの頂点に位置する65人の超富裕層の資産総額にも満たないーーという衝撃の事実も明らかになっている。

また貧富の差を少なくする目的で活動している英非営利団体、オックスファムも今年1月、「世界の1%が残りの99%に値する資産を独占している」というレポートを発表している。

失業率や所得が向上しても、貧富の差はますます拡大されるばかりだ。世界中の人々がこの終わりなき戦いから解放される日は訪れるのだろうか。(ZUU online 編集部)

最終更新:7月3日(日)7時10分

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