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マンU一筋29年、ギグス氏がついに退団 指揮官への道を目指す

ISM 7月3日(日)12時14分配信

 現地時間2日、マンチェスターU(イングランド)でアシスタントコーチを務めていた元ウェールズ代表MFライアン・ギグス氏(42)が、同クラブと過ごした29年間に別れを告げた。マンU一筋でプレーし、現役引退後も同クラブで仕事を続けてきた同氏だが、指揮官就任という目標のため、退団という決断に至った。

 ギグス氏は声明を発表し、そのなかで「新たな章を綴り、新たなチャレンジに挑む時が来た」「14歳から過ごしてきたクラブを離れるという決断は、私にとって非常に重いものだ」と語ると、マンUで過ごした特別な思いや人生経験が今後役立つことを願うと述べた。

 同氏はその上で「今すぐに監督業を開始するという計画があるわけではないが、それが私の目指す方向であり、その時が来たと感じている」とコメント。アシスタントコーチではなく、自らが監督としてチームの指揮をとりたいとの決意を明らかにした。

 1987年にマンUへ加入したギグス氏は、チームの黄金世代こと“92年組”の1人。トップチームで公式戦963試合に出場し、アレックス・ファーガソン元監督率いるチームで重要な役割を担い、13度のプレミアリーグ制覇や4度のFAカップ制覇、2度のチャンピオンズリーグ制覇など数々なタイトルの獲得を経験した。

 2013-14シーズンには選手兼コーチを務め、デイヴィッド・モイーズ元監督の解任により暫定的にチームを指揮したことも。同シーズンを最後に現役を退き、続く2シーズンはルイス・ファン・ハール前監督のアシスタントコーチを務めていた。第二のキャリアとして監督業を描いていたギグス氏だったが、ファン・ハール前監督退任に伴う後任監督はジョゼ・モウリーニョ氏に決定。チームの立て直しはギグス氏ではなく、モウリーニョ氏に託されることになった。

 ギグス氏は声明で「私は、2人の偉大な指揮官から指導を受けるという類まれな幸運に恵まれた。最初はサー・アレックスであり、人生の大部分をともに仕事をした監督だ。彼がフットボール界最高の監督としてこれからも語り継がれることは想像に難くない。次に、ルイス・ファン・ハールだが、彼については経歴がすべてを語ってくれている」「2人から得た知識は掛け替えのないものだ」と述べ、新監督には「非常に高いレベルで成功した人物はほんの一握りだが、ジョゼがそこに含まれることは言うまでもない。ファンは彼を歓迎するはずだ」と、エールを送った。

 エド・ウッドワード上級副会長は、選手時代のギグス氏が「非常に魅力的なウィンガーであり、ベテランになってからはその知性と能力でチームを操って」ファンを喜ばせたとコメント。「彼は選手時代と同じような厳しさと勤勉さでコーチングという責任に向き合ってきた」「彼がユナイテッドで培った経験と規律は、これからの仕事に向けた学びの大きな助けになるはずだ。彼には素晴らしい指揮官になる資質がすべて備わっている」と述べている。(STATS-AP)

最終更新:7月3日(日)18時59分

ISM