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在来線版「ドクターイエロー」、医療技術が向上 やはり会えたら幸運? JR東海

乗りものニュース 7/3(日) 12:00配信

意外と知られていない「在来線のお医者さん」?

 走りながら線路などを検査することから、「新幹線のお医者さん」とも呼ばれている「ドクターイエロー」。メディアで取り上げられることが多いため、知っている人も多いでしょう。しかし在来線にも同様の車両があることを知っている人は、少ないかもしれません。

【写真】座席下方から見た「ドクター東海」の「架線観測ドーム」

 新幹線で「ドクターイエロー」を使っているJR東海は、在来線用に同様の機能を持つ車両を保有しています。その名もキヤ95形「ドクター東海」。こちらもやはり、黄色が目に付くデザインです。こうした線路の保守作業に関わる車両は夜間、作業員らに目立つよう黄色を使う例が昔から多く見られます。

 この「ドクター東海」は、快速「みえ」(名古屋~伊勢市・鳥羽)などに使われているキハ75形というディーゼルカーをベースに開発されました。最高速度の120km/hで走行しながら、線路を検査できます。

 さて、この「ドクター東海」は「ディーゼルカー」、つまり軽油とディーゼルエンジンで走る車両で、線路上空の架線からパンタグラフで電気を取り込み、モーターを回して走る「電車」ではありません。にもかかわらず、「ドクター東海」にはパンタグラフが搭載されています。不思議に思うかもしれませんが、これは「ドクター東海」らしいところのひとつです。

なぜディーゼルカーにパンタグラフ?

「ドクター東海」が「電車」ではなく「ディーゼルカー」である理由は、「どこでも走れるから」です。JR東海管内には架線があり「電化」されている路線以外に、架線がない「非電化」の路線も。「電車」が走れるのは電化路線だけですが、「ディーゼルカー」ならどちらも走れる、つまりどの路線でも使えるため利便性が高いのです。

 しかしこうした検査用の車両は、電化区間では「電力関係のチェック」も任務。そのためディーゼルカーながらパンタグラフを搭載し、架線などの検査もできるようになっているのです。走行に電気が必要なわけではありません。

「ドクター東海」の車内には「架線観測ドーム」が備えられており、目視でパンタグラフと架線の状況を確かめられるほか、監視カメラなどを装備。トロリ線(架線のうちパンタグラフと接触している電線)の摩耗具合や、上下左右方向へのずれなどをチェックすることが可能です。

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最終更新:7/4(月) 9:32

乗りものニュース

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