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がん陽子線治療の診察 保険適用に 津山中央病院、自己負担軽減

山陽新聞デジタル 7月3日(日)10時12分配信

 津山中央病院(岡山県津山市川崎)が院内に整備した「がん陽子線治療センター」は、国が定める先進医療の施設基準を満たしたとして、がん陽子線治療に関する診察、検査費などへの医療保険適用を始めた。同治療を受ける際の患者の自己負担が軽減される。

 中四国で初となる同センターは3月に開設され、4月28日から全額自己負担の自由診療として、病巣に放射線を当てる治療をスタート。先進医療の認可を受けるためには10人以上の実績を積む必要があり、症例を重ねていた。6月21日までに県内の男性12人(前立腺がんなど)の照射が終わり、国に届け出た。

 陽子線の照射には、従来通り回数にかかわらず一律288万円が必要だが、一連の診察や検査、投薬、入院には保険診療が適用され、自己負担を抑えることができる。先進医療の取得で民間医療保険の「先進医療特約」の対象にもなる。

 陽子線治療は放射線治療の一種で、水素の原子核を加速し、病巣の大きさや深さに合わせ自由に照射できるのが特長。正常な細胞への影響が抑えられ、日常生活を続けながら治療もできる。同病院によると、県内外の50~80代の男女13人が予約しているという。

最終更新:7月3日(日)10時12分

山陽新聞デジタル