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日ハム大谷、「1番・投手」を伝えられたのは前日 「全く予想してなかった」

Full-Count 7月3日(日)23時0分配信

8回無失点に衝撃の初球先頭弾で自身7連勝、1番起用は「やりにくくなかった」

 日本ハムの大谷翔平投手が3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で「1番・投手」で先発した。初回先頭の第1打席で中田から初球先頭打者弾を放つと、投手では最速161キロの直球を武器に、8回10奪三振2四球5安打無失点。自身7連勝となる8勝目を挙げ、チームを9年ぶりの10連勝、今季初の2位浮上に導いた。

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 初回先頭。大谷は中田が初球で投じたスライダーをフルスイング。右中間スタンドへ放り込む初球先頭打者弾を放った。人生初という先頭打者アーチで、2年ぶりの2桁本塁打を達成した。

「真っすぐを思い切り打とうと思ったんですけど、変化球が抜けてきた。打った瞬間、行くなと思いました。なるべく疲れないようにゆっくり回りました」

 1番スタメンはプロ1年目の2013年5月6日の西武戦(西武D)の1試合あるが、「1番・投手」は初めて。仰天の二刀流起用は栗山監督から前日に伝えられていた。

「ビックリしましたし、打ったことがない。全く予想してなかったです。思い切り打とうと打席に入りました。最近は四球をよく取れていたので、別に四球でもいいかなくらいの感じで。入る前はそういう感じでいきましたけど、初球を強く振れたのでよかったです。(プレーボール前の)始球式は立ったことがないので、変な感じがしました」

30イニング連続無失点、ソフトバンク3タテに「3つ勝つことはうちからしたら大きい」

 投手で1番の慌ただしさ。花巻東高でも「3番か4番しか打ったことない」という不慣れな打順だ。それでも、大谷は準備が出来ていた。

「中田さんと初めて対戦するわけではない。どういう感じなのかある程度、頭に入れている。打順はどこでも変わらないと思っている。5番だと初回に打席が回ってくるか、来ないか分からないですし。最初から絶対に先頭で打席に立つ状況は、やりにくくなかったです」

 むしろ、先頭打者弾で先制点をたたき出したことは、投球へも好影響を与えた。4回まで毎回得点圏に走者を置いたが、最速161キロの直球、スライダーで再三のピンチを脱した。6月12日の阪神戦(札幌ドーム)から続ける連続イニング無失点は30イニングに伸ばした。

「結果的に一番いい形で得点もできた。立ち上がりは安打を打たれてましたし、自分で打って得点をしていたので、慌てることはなかったです。最少失点でいければと思っていた。ゼロでいけて良かったです」

 13年7月以来のソフトバンク戦同一カード3連勝で、首位・ホークスと6.5ゲーム差とした。

「ここで3つ勝つことは、うちからしたら大きい。まだゲーム差はある中で、次に対戦する時に嫌な印象を与えられるかなと思います。今日の僕というよりも、1、2戦目に先発(高梨、有原)がいい投球していた。そこが一番かなと思う」

 5日からの楽天2連戦(山形、コボスタ宮城)では野手として出場する見込み。二刀流の進化に終わりは見えそうにない。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:7月3日(日)23時19分

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