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女子美大が高校美術科を支援 上矢部高と白山高の2校と協定

カナロコ by 神奈川新聞 7月3日(日)13時0分配信

 女子美術大学(相模原市南区麻溝台)は、2017年度から新たに美術科を設置する県立上矢部高校(横浜市戸塚区)と白山高校(同市緑区)と教育連携に関する協定を締結した。教員の一時派遣や大学の設備を使って授業を行うなどして美術系の専門分野を支援する。横山勝樹学長は「将来にわたり幅広い協力関係を築きたい。高校と大学における『高大連携』のモデルケースになるよう進めていきたい」と話している。

 これまで両校では、「普通科専門コース」を設置し美術科目の教育に力を入れてきたが、県立高校改革の一環として来年度から普通科と併設する形で、新たに専門学科の「美術科」を設置する。ここで学ぶ生徒たちは、より専門的な美術の内容を学ぶことができるようになるという。

 一方、同大はこれまでも両校の生徒たちに美術やデザインの分野を体験してもらおうと、出張授業を無料で実施してきた。ただ、高校が所有する設備や指導する教員の専門分野が限られていることから、今回の美術科設置に伴い協力関係をさらに強めることにしたという。

 27日に同大で行われた協定の調印式で、白山高校の川津正己校長は「女子美術大のように整った施設で体験することは、生徒たちにとって貴重な体験となる。深い造詣を持った先生方に直接ご指導いただきたい」と期待した。

 上矢部高校の井口貴夫副校長は「今まで以上に専門性を深め、生徒一人一人の個性の伸長に根差した教育の展開を進める。この連携が、美術文化の発展と創造に寄与する人材の育成につながることを願っています」と話した。

最終更新:7月3日(日)13時0分

カナロコ by 神奈川新聞