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赤獅子60年ぶり復活 内灘・宮坂、16日お披露目

北國新聞社 7/3(日) 2:57配信

 16、17日に営まれる内灘町宮坂の祭礼で、赤獅子が60年ぶりに復活する。もともと赤い羅紗(らしゃ)地の布を張った獅子頭だったが、1956(昭和31)年に2代目を作った際、羅紗を張れる職人が見つからず、やむを得ず白獅子となっていた。昨年に漆塗りの赤獅子で3代目を新調したが、漆を乾かす期間が必要だったため、今年の祭礼がお披露目の場となり、住民は練習に一層の熱を入れている。

 赤獅子は、78年に地区合併で現宮坂区に組み込まれた旧黒津船の加賀獅子で、初代から額には加賀藩前田家の家紋「剣梅鉢(けんうめばち)」があしらわれている。

 黒津船では藩政期に前田家から獅子の演舞を褒められ、家紋を付けることが許されたと伝わっており、県立歴史博物館(金沢市)によると、「剣梅鉢」が付いた獅子頭は金沢市外では珍しいという。

 3代目は2代目を基に作られ、羅紗張りにはせず、赤色の漆が塗られている。初代、2代目と同じく額に金色の装飾で「剣梅鉢」が施されている。昨年の祭礼では漆が完全に乾いておらず、宮坂公民館で保管してきた。

 祭礼では、旧黒津船に住む若衆が赤獅子を操り、子どもが棒振りを担当する。旧宮坂の黒獅子とともに16日に黒船神社で演舞を奉納し、17日は地区内で披露する。山田侑樹青年団長は「伝統の赤獅子に戻るので、気を引き締めて練習したい」と意気込んだ。

北國新聞社

最終更新:7/3(日) 2:57

北國新聞社