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[MOM386]早稲田大FW山内寛史(4年)_2戦連続の決勝弾!!故障から復活の10番が決勝導く

ゲキサカ 7月3日(日)1時0分配信

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.2 アミノバイタルカップ2016準決勝 明治大1-2早稲田大 味スタ西]

 故障から復活のエースが早稲田大を決勝へ導いた。今季開幕前に左足中足骨を負傷し、手術していたFW山内寛史(4年=國學院久我山高)だが、今大会で実践復帰。限られた出場時間のなかでチームへ貢献している。

 今季開幕直前に負傷。全治約3か月と診断されたものの、順調な回復をみせ、予定よりも半月ほど早くアミノバイタル杯で復帰することになった。初戦で後半20分からプレーし、今季初出場。2回戦では後半7分から、3回戦は1-0の後半15分に投入され、延長前半には決勝弾を決めた。

「足の状態的にも、コンディション的にも今の出場時間がベストなのかな。練習試合でも90分やっていないので、強度の高いプレーをフルでやると足に痛みが出てしまう可能性がある」と話すように、90分間フル出場は厳しい状況だが、限られた時間で出来ることは何かを考え、集中力高くプレーしている。

 実際に故障前後での違いについて、山内は「1回(のチャンス)にかけるというか、1本のクロスに対してというか、チャンスだなというときの集中力は今めちゃくちゃ高いと思う」と言うとおりだ。

 この日の準決勝もベンチスタート。出番が来たのは0-0の後半11分だった。すると出場から9分後に得点に絡む。敵陣内右サイドでMF今来俊介(3年=桐光学園高)が相手ボールをカット。前進して中へ折り返す。ファーサイドのMF秋山陽介(3年=流通経済大柏高)の横パスを受けた山内がドリブルから左足シュート。ポスト右を叩いたボールをMF小林大地(4年=流通経済大柏高)が右足で押し込んだ。

「サイドの高い位置は取れるというスカウティングだった。そこを取った後にDFラインがさっと引いたので、自分がDFラインの裏でマイナスで受けて。ボールはちょっとずれたんですけど、そのなかでチームとして決められてよかったと思います」

 その後に1点を返されたが、1-1の後半アディショナルタイム1分に山内が10番たる仕事をする。相手のクリアボールを拾ったMF鈴木裕也(3年=武南高)からのパスに反応。前進してGKとの1対1から右足で落ち着いて決めた。

「ルーズボールのあとでしたけど、裕也(鈴木)とも共有できて、裏に蹴っていましたし、そこに走り込めたので良かったと思います」。狙い通りの動きから生まれた得点が決勝点となり、早稲田大は2-1で勝利し、決勝行きを決めた。

 昨年度・関東王者の早稲田大だが、今季は前期リーグを終えて9位へ低迷。首位・明治大とは勝ち点11差が開いている状況だ。後期リーグを機運高まる中で迎えるためにも、アミノ杯のタイトルは欲しいところ。

 山内は「結果が出てこないというのは何かが足りないというとき。でも何か足りなくても、無理やりでも結果を持ってくれば、チームとして、いい方向に進む。それが今の自分がすべきことかなと怪我しているときは思っていた。結果がついてくれば、いい方向に進む。その部分に関しては、今季初の優勝という結果を取って、チームをいい方向に進めたい」と誓った。

 エースの活躍はチーム内に活力も与えている。主将のDF新井純平(4年=浦和ユース)は「ヒロには助けられているなと、その言葉に尽きますけど。頼もしいだけでなく刺激になるなとも思います」と口を開く。「同じ代として、自分ももっとチームを勝たせられるような働きかけをしないと。ヒロが攻略されたとき、もっともっと周りの人が頑張らないと勝てなくなると思うので」。エースの復活はチームメイトの目を覚まさせたようだ。

 昨季のリーグ制覇後には「永続的に頂点に立つための土壌作りをしていかないといけない」と話していた山内。復活のエースが再び、早稲田大を上へ上へと引き上げる。全ては再びタイトルをつかむために。

最終更新:7月3日(日)1時0分

ゲキサカ