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さかいゆう 『4YU』全国ツアーファイナル、圧巻のパフォーマンスで終了

エキサイトミュージック 7月4日(月)0時30分配信

シンガーソングライターさかいゆうの、最新アルバム『4YU』を引っさげた全国ツアー『さかいゆうTOUR2016 “4YU”』が、東京・昭和女子大学人見記念講堂にてファイナルを迎えた。

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厳かな雰囲気の人見記念講堂に、このツアーのために作られたオープニングSEが鳴り響く中、バンドメンバーとさかいが颯爽と登場。バンドメンバーは、種子田健(Ba) 、柴山哲郎(Gt) 、望月敬史(Dr)、Pochi(Key) 、吉岡悠歩(Cho)、高宮マキ(Cho)という盤石な面子だ。

SEに合わせたジャムセッションと繋がる形で、『4YU』のオープニングトラックでもある「SO RUN」のイントロが爆発する形でライブはスタート。ハイとローの歌声を自在に操るさかいのヴォーカルと、バンド全体から生まれるビートが、会場のボルテージに一気に火を点け、さかいゆうにしかできないライブがこれから始まるということを、1曲目から高々に宣言するオープニングとなった。

間髪いれず、森雪之丞が作詞した「トウキョーSOUL」でムーディーな大人の雰囲気を作り出した後、「ツアーファイナル! どいつもこいつも叫べー!!」という雄たけびと共に、J-WAVE 冬のキャンペーンソング「Doki Doki」へ。昨年冬にJ-WAVEにて大量OAされた人気曲だが、このツアーがライブ初披露となったこともあり、抜群の盛り上がりを見せた。

続けて、EPとしても発売された「サマーアゲイン」へ。この日の東京都心は35度を記録した今年最初の猛暑日だったが、柴山のカッティングギターで暑さを吹き飛ばすような演奏をみせつけた。間奏途中でマイケル・ジャクソン「ROCK WITH YOU」がインサートされたことも、会場からは驚きの声があがっていた。

そして、この日最初のMCへ。「ここ三軒茶屋には昔から行きつけのカレー屋があります。店主に、今日は20人もライブに来てくれたよ!というような会話をしていたんですが、今日の人見記念講堂は2000人……完売御礼です!」と昔のエピソードを交えながら、嬉しさを爆発させた。MCの後は、「愛は急がず-Oh Girl-」へ。独特の突き抜けたこの楽曲の楽しさは、西寺郷太の作詞によるものだ。

「下剋情緒」「あるギタリストの恋」といったアルバム収録曲をしっかり聞かせた後は、アコースティックコーナーへ。さかいが以前からファンであり、今ツアーが初参加となったコーラス高宮マキを迎え、人気曲「Life is」を披露。ごまかしの利かない最小限なサウンドの中、芯が強く深く、それでいて優しく繊細な二人の声が、身体の奥深くまで沁み渡った。

続けて、「薔薇とローズ」へ。タイトルの“ローズ”が、ピアノの名機Fender Rhodesからもじられた、さかいの代表曲だ。これまでバンドで演奏される事の多かった曲だが、この日はRhodesの音色のみで演奏されることによって、新鮮な響きをみせていた

「さかい、自分の曲ばかり歌うんじゃないよ!と思ってる方もいると思うので……」という自嘲的なMCで笑いをとった後は、カバーコーナーへ。「今夜はブギーバック (NICE VOCAL)」のイントロが鳴らされると、客席は自然と総立ちに。インディーズ時代からカバーしている名カバーなだけに、会場のボルテージも一気にあがる。

続けて高知民謡カバー「よさこい鳴子踊り」が演奏された。今年元日放送のNHKの特番で披露された曲だが、民謡をここまでビートに乗せ、ブラックに、そしてダンサブルに仕上げてしまうところに、さかいのミュージシャン魂と力量が垣間見える仕上がりだ。このパートで披露されたカバー全曲は、『4YU』の初回限定盤のカバーCD「さかいゆうCOVER COLLECTION」にも収録されている。

その後、アルバム収録曲「SELFISH JUSTICE」のあと「愛は微熱」へ。不思議な色気と哀愁に溢れるアコギと、キャッチーで男女の核心をついた歌詞が混ざり合った、『4YU』の隠れた名曲だ。本編最後を飾ったのは新曲「再燃SHOW」。さかいにしては珍しい4つ打ちのリズムに、“Start Again Start Again”と歌うサビが高揚感を生み出し、新たなさかいゆうを見せてくれる曲だ。

アンコールに応えて再登場した後は、幻想的な雰囲気の中、Prince「Purple Rain」のカバーへ。さかいと、コーラスの2人が交互に力強く感情的に歌いあげる。圧倒的なヴォーカルとハーモニー、柴山の超絶ギターソロ。そのどれもが “1級品”と言えるのは誰の目にも明らかで、曲中何度も拍手と歓声が沸き起こったことが実に印象深かった。

その後さかいの口より「今年12月に東京と大阪でスペシャルライブを開催します!」と嬉しいお知らせが。『“POP TO WORLD”SPECIAL』と銘打ったスペシャルライブは、12月21日(水)にNHK大阪ホール、12月25日(日)に東京・中野サンプラザで行われる。

続けて、7月10日(日)から放送スタートとなるNHK プレミアムドラマ『受験のシンデレラ』(出演:小泉孝太郎、川口春奈)主題歌の「But It's OK !」を初披露。電子ピアノの音色が冴えわたるアップテンポなリズムに、背中を押してくれるような歌詞が映える応援歌で、7月10日(日)より各種音楽サイトにてフル配信される。

アンコールラストに、『4YU』でもラストを飾るバラード「ジャスミン」へ。イントロの印象的なピアノのフレーズと、後半にかけて抜けるような広がりを見せるコーラスなど、さかいのポップネスがふんだんに詰まった感動的な名曲で、全国ツアー『さかいゆうTOUR2016 “4YU”』は幕を閉じた。

なお、さかいは今秋、自身がリスペクトする洋・邦2アーティストをカバーするライブ企画『RESPECT Vol.2(RESPECT スティービー・ワンダー、美空ひばり)』を開催する。『4YU』ツアー同様、こちらも圧巻のライブになる事は間違いないので、是非目撃してほしい。

≪セットリスト≫
1. SO RUN
2. トウキョーSOUL
3. Doki Doki
4. サマーアゲイン
5. 愛は急がず-Oh Girl-
6. 下剋情緒
7. あるギタリストの恋
8. Life is
9. 薔薇とローズ
10. 今夜はブギーバック(NICE VOCAL) ※小沢健二 featuring スチャダラパー カバー
11. よさこい鳴子踊り
12. つつみ込むように・・・ ※MISIAカバー
13. SELFISH JUSTICE
14. 愛は微熱
15. 再燃SHOW(新曲)
<ENCORE>
1. Purple Rain ※Princeカバー
2. But It's OK !
3. ジャスミン

≪ライブ情報≫
【さかいゆう RESPECT Vol.2(RESPECT スティービー・ワンダー、美空ひばり)「Billboard LIVE OSAKA 音力-ONCHIKA スペシャルライブ vol.7 さかいゆう~RESPECT~」】
2016年9月27日(火)Billboard LIVE OSAKA

【THE ROOTS OF MUSIC vol.4 「さかいゆう」(“RESPECT Vol.2”)】
2016年9月30日(金)COTTON CLUB
2016年10月1日(土)COTTON CLUB

【さかいゆうLIVE “POP TO THE WORLD” SPECIAL】
2016年12月21日(水)NHK大阪ホール
2016年12月25日(日)中野サンプラザ

最終更新:7月5日(火)0時15分

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