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【ミャンマー】JCBヤンゴン支店が始動:8月以降に順次カード発行へ

NNA 7月4日(月)8時30分配信

 カード大手JCBの海外事業子会社JCBインターナショナルはミャンマーにヤンゴン支店を開設し、6月30日から営業を始めた。カード黎明期のミャンマーで8月以降、地元の銀行各行を通じてカード発行を順次始める予定。支店を通じた営業支援を通じ、事業拡大を図る。
 
 タイ法人JCBインターナショナル(タイランド)の傘下に置くヤンゴン支店の松下裕二カントリー・マネジャーは、「他の国とは異なり、カード業界の創成と同時に参入する。国の政策に沿った決済機関ミャンマー・ペイメント・ユニオン(MPU)との関係を密にしながら多くの人にカードを持ってもらい、JCBの存在感を示したい」と語った。
 JCBはミャンマー国内のカード決済機関MPUと2012年に提携覚書を交わし、翌年に正式契約、海外で発行されたJCBカードのミャンマーでの利用環境を整えてきた。昨年11月にはミャンマー国内でのクレジットカード、デビットカードの発行許可を取得した。地場のエーヤワディ(AYA)銀行、協同組合銀行(CB)とはJCBカードの発行で合意しており、8月以降、各行を通じて順次、発行を始める予定だ。
 ミャンマーでは昨年からクレジットカード発行が始まったが、MPUブランドのみを冠したカードで国内でしか使えない。デビットカードも同様だ。米カード大手のVISAやマスターなどはミャンマーから海外に出かける旅行者向けにプリペイド式カードを発行しているが、こうした旅行カードはミャンマー国内では使えない。国際カードのJCBがMPUと双方のブランドを冠したカードを発行することで、初めてミャンマー国内発行で国内外で使えるカードが誕生する。
 中国銀聯(チャイナユニオンペイ)もカード発行許可は得ているとされ、カード発行に向けた準備を進めている。VISAやマスターも当局と協議を進めているとされるが、JCBは「便利で頼れる」カードを目指す。「加盟店などを通じたサービス、ラウンジ利用など、しっかりとしたサービスを提供すれば、ミャンマーでもプレゼンスを築ける」(松下氏)としている。
 ミャンマーには信用調査機関がないため、現状ではカード発行に際して銀行各行が独自に与信枠などを調査し設定する。
 MPUはカード決済インフラ整備を目的に2011年に設立された機関で、今年6月時点でミャンマー国内の23銀行が加盟している。

最終更新:7月4日(月)9時20分

NNA