ここから本文です

【リオ五輪選手団壮行会】金候補の体操・白井に“厳しい目”

東スポWeb 7月4日(月)16時40分配信

 リオデジャネイロ五輪日本選手団の結団式、壮行会が3日、都内で行われ、主将のレスリング・吉田沙保里(33)、旗手の陸上十種競技・右代啓祐(29=スズキ浜松AC)ら代表選手が顔を揃えたが、金メダル候補の体操の“ひねり王子”こと白井健三(19=日体大)には、実力者ゆえの厳しい採点を警戒する声が上がっている。

 初の五輪を迎える白井は他競技の選手からも熱視線を集めた。この日の囲み取材で「本番に強そうな選手」を問われると、陸上の桐生、ケンブリッジ、競泳の池江の3人から飛び出した名前はいずれも「白井」。確かに本人も「五輪が楽しみで仕方がありません。ワクワクしますよね~。大会の規模が大きくなっても、僕のモチベーションは変わりませんから」と緊張のかけらもない。そのメンタルの強さは、エース内村航平(27=コナミスポーツ)と比べても何ら遜色はないだろう。

 だが、白井をよく知る関係者は「それが慢心につながらなければいいが…」と警戒を強めている。どういうことか。

「実は、国際体操連盟(FIG)の男子技術委員を務めている冨田(洋之氏)から連絡があったんです。『健三は審判団からよく見られている。特にひねり始めには注意してほしい』と。世界選手権(種目別の床運動)で金メダルを2個も取っているので、審判団もより厳しく見るようになっているんですよ」

 白井の難度の高い技の数々は、プロでさえ目視で判断するのは難しい。そのため、審判たちは白井の動画を繰り返し見直している。その分「他の選手より出来栄えがチェックされてしまう」(同関係者)というわけだ。もちろん、白井の演技の完成度が高いのは事実だが、金メダルが取れて当たり前と思われていた2014年世界選手権の床運動では銀メダルに終わった苦い思い出もある。

 別の体操関係者が言う。「国際大会のポディウム(器具)練習でも健三が練習を始めると、世界各国の選手たちは一斉に自分たちの練習をやめて注目する。中国の選手やスタッフは禁止されているのに、スマホで撮影して情報を集めていた」

“熱視線”には要注意だ――。

最終更新:7月4日(月)16時40分

東スポWeb