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Radeon RX 480カードが奇跡の順風満帆デビュー!

ITmedia PC USER 7月4日(月)14時8分配信

 6月29日、AMDの次世代GPU「Radeon RX 480」搭載カードが予告通り売り出され、複数のショップが深夜イベントを行った。複数のメーカーから一斉にリファレンスモデルが登場しており、価格は税込み3万2000円強から3万8000円弱で販売されている。

【RX 480の評判は】

 週末、一部の型番には品切れが見られたが、GPU単位でみるとどこのショップでも潤沢な在庫が確認された。先行して出回っているNVIDIAのGeForce GTX 1080/1070カードも徐々に買いやすくなっており、話題のGPUが選びやすい状況になっている。

 売れ行きはおしべて順調な様子だ。BUY MORE秋葉原本店は「発売前から評価の高かったPolarisアーキテクチャを採用したGPUで、この値段ながらVRに強く、メモリも8GB積んでいますからね。予想どおりの売れ行きです」という。

 別のショップは「AMDは話題の新製品でもフタを開けたらものすごく品薄だったりして、“実”が採れない感じがすごくありましたが、今回は当初のウワサ以上に潤沢に登場してくれたので大満足です。警戒心があったぶん、すごくうれしいです」と破顔。予想以上の順風満帆ぶりに驚いているコメントもちらほら聞かれた。

 一方で、RX 480カードを複数枚購入する動きはまだほとんどみられないようだ。同GPUはCrossFireXを構築すると環境によってはGeForce GTX 1080をも超えるパフォーマンスが出ると言われているが、いまのところはハイエンドよりも高性能ミドルとして購入する人が多いらしい。

 TSUKUMO eX.は「CrossFireX前提ならGTX 1080の競合になり得ますが、いまのところは1枚買いでミドルレンジ最上位という感じで選ばれている印象です。価格的にも用途的にもGTX 1080/1070と食い合っていなくて、皆ハッピーという感じですね。旧世代Radeonでも、波をもろに被っているのはR9 380X/380くらいでしょうか」と話していた。

●新型SLIブリッジ同梱のGTX 1080カードが初登場!

 GeForce GTX 1080カードで話題を集めていたのは、GIGABYTEのオリジナルクーラーモデル「GV-N1080XTREME-8GD-PP」だ。価格は10万8000円前後。

 中央のファンが逆回転で回る3連ファンタイプで、クロックはベース1784MHz/ブースト1936MHzとリファレンス仕様(1607MHz/1733MHz)から大幅に引き上げている。さらに、HDMI端子とUSB端子2基を備えた、VR用HMD向けのフロントユニット「Xtreme VR Link」や、1080MHzのデュアルリンクに対応する新型SLIブリッジなどを同梱しているのが特徴だ。

 TSUKUMO eX.は「新型SLIブリッジが同梱されるのはこれが初。VR開発用に強力な環境を求める人には頼もしいモデルですよね。ただ、在庫は少数なので、複数枚用意するのはけっこう大変かもしれません」と話していた。

 また、同社からはゲーミング向けLGA2011-v3マザー「GA-X99-Ultra Gaming」も登場している。価格は税込み4万7000円前後だ。基板のLEDライトを制御する「Ambient Surround LED」機能や、水冷と空冷で最適な電圧制御を行える「デュアルハイブリッドファンヘッッダー」機能などを備える。

●STRIXにAMP Extreme、SEA HAWK EK X……有力なGTX 1080オリファンモデルが続々!

 GeForce GTX 1080搭載のオリジナルクーラーモデルは他社からの有力株が続々と登場している。

 ASUSTeKからはR.O.G.ブランドに属する「ROG STRIX-GTX1080-O8G-GAMING」が売り出された。3連ファンを採用する「DirectCU III」クーラーを採用しており、OCモードで動かす場合はベースクロック1784MHz/ブースト1936MHzとなる。税込み価格は10万5000円前後だ。パソコンSHOPアークは「GTX 1080カードに興味を持ちながらSTRIXを待っていた人は少なからずいるので、争奪戦が起きるんじゃないかと思います」と高い人気を予感していた。

 MSIからは、水冷メーカー・EK Water Blocksとコラボした水冷専用モデル「GeForce GTX 1080 SEA HAWK EK X」が税込み12万円弱で投入されている。クロックはOCモードでベース1708MHz/ブースト1847MHzだ。オリオスペックは「GTX 1080では初の水冷タイプですね。リファレンスのクロック数で動かすサイレントモードもありますし、いろいろな用途で注目を集めそうです」と話していた。

 最後はZOTAC。3連ファン搭載の「Triple Fan IceStorm」を採用した上位シリーズ「AMP Extreme Edition」に属するモデル「ZT-P10800B-10P」がラインアップに加わっている。クロックはベース1771MHz/ブースト1911MHz。価格は税込み9万5000円前後だ。TSUKUMO eX.は「バックプレートが厚く、クーラーの造りもよりしっかりした感じですね。このクラスがこのお値段で買えるのはお買い得だと思いますよ」とプッシュしていた。

●Polarisと同時期にPOLARIZも登場!――その他の新製品

 ストレージ関連では、CFD販売から2.5インチSSD「CSSD-S6TNAP1Q」シリーズが登場している。容量別の4モデルあり、税込み価格は960GBモデルが3万4000円前後、480GBモデルが1万5000円前後、240GBモデルが7500円前後、120GBモデルが6000円弱となる。2月に登場した同社のSSDシリーズ「CSSSD-S6TNRG4Q」から同梱の3.5インチマウンタを省くことで価格を安くしたもので、中身は同じで東芝製のTLC NANDを採用している。

 TSUKUMO eX.は「最近のケースは2.5/3.5インチ兼用ベイやSSDが単独でつけられるものが多いですし、3.5インチマウンタを必要としない人が増えていますからね。多少なりとも安く買いたいという人には注目です」と話していた。

 アクセサリー類では、Reevenの3chファンコントローラー「POLARIZ RFC-04」が目立っていた。価格は7000円強。5インチベイ1段に収まるタイプで、フロントには円形のディスプレイとそれを囲む操作ダイヤルが3対並んでいる。ディスプレイには、ファンの回転数や温度、電圧が同時に表示可能だ。

 入荷したオリオスペックは「少し高価ですが、スタイリッシュなファンコンが欲しいという人にはいい選択肢になると思います」と話していた。

最終更新:7月4日(月)14時8分

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