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「本能を大事に」鈴木、関根がリオへ意気込み=女子長距離

スポーツナビ 7月4日(月)19時22分配信

 成長著しい女子の長距離コンビが、リオへと乗り込む。

 リオデジャネイロ五輪に出場する陸上・女子長距離の鈴木亜由子、関根花観(ともに日本郵政グループ)が4日、都内で練習を公開した。ともに五輪は初出場。3000メートルのペース走などを行った後、午後から取材に応じた。

 この中で鈴木は、6月の日本選手権で1万メートルとの2冠を狙いながら5000メートルで2位に敗れたレース後、高橋昌彦監督と40分ほどの話し合いを持ったと明かした。

「積極性が足りなかったし、結果にこだわり過ぎた。すごく悔しくて、これでは寝られないと思って、11時過ぎくらいに監督の部屋のドアをノックした」

 ラストスパートで離されたレース展開の問題点や、課題の解決法を話し合ったという。昨年の世界選手権5000メートルでは、8位とわずか0秒29差の9位で入賞を逃した経験を持つが「今回の方が悔しい。自分に負けた。世界選手権は、自分の力を出したけど、相手に負けた。今回は、その前の段階なので反省した」と、ハイペースが持ち味でありながら積極性を貫けなかったレース運びを振り返った。

 リオでの目標は、8位入賞。日本選手権の反省を経て「五輪は、最高峰の舞台。無の境地で走りたい。最後はレースでしか出せない力が必要。名古屋大学の金尾洋治監督(当時)がレース前によく『本能で走れ』と言っていたので、本能を大事にして走りたい」とリオでの積極的なレースを誓った。

 また、リオ五輪が初の世界大会となる関根は、昨年の冬から今年にかけて、ようやくリオ五輪出場を現実的な目標として捉え始めたというが、自身も周囲も驚く速さで急成長を遂げている。日本選手権では1万メートルで2位、5000メートルで3位と力を示し、リオに向けては「不安もあるけど、出たというだけで終わるのは嫌。ベストを尽くしたい」と意気込みを語った。

 2人は、6日に米国のボルダーへ向かい、高地合宿に臨む。

(取材・文/平野貴也)

最終更新:7月4日(月)19時31分

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