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【ライブレポート】PUSHIMが描く人生の喜怒哀楽。幸せは日常の中に

BARKS 7月5日(火)13時32分配信

7月1日、PUSHIMが東京・Zepp DiverCity TOKYOにてワンマンライブツアー<PUSHIM LIVE TOUR 2016 “F”>の東京公演を行なった。

◆PUSHIM ライブ画像

オフィシャルから届いたレポートをお届けする。

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4月16日の埼玉公演を皮切りに、全国12か所を巡る<PUSHIM LIVE TOUR 2016 “F”>が、12公演目となる東京の地へ、ついに到着した。7月1日、Zepp DiverCity TOKYO。幅広い年代の女性と親子連れが目立つ、アットホームな椅子席のフロア。ステージ後方に大きく掲げられた“F”の文字以外には何もない、シンプルなセット。1曲目から全員総立ちになるが、誰も無理していない。踊る人、揺れる人、聴く人、歌う人。2階席では小さな子供がチョコマカ走っている。みなが自由に、この空間を楽しんでいる。

PUSHIMはいきなり絶好調だ。完璧なスキル、表現力、パワーで、「A Little Love」のような初々しいラブソングも、「ねむれない夜」のような、せつない恋心に打ち震える曲も、包容力いっぱいに歌いかける。バックを支えるのは、言わずと知れた日本のNo.1レゲエ・バンド、Home Grown。とてつもなくタイトで緻密、それでいて伸びやかなグルーヴに乗せ、PUSHIMが軽やかに踊る。腰をぐっと落とし、生命力みなぎる豊穣のダンス。

中盤のハイライトは、ゲストにAFRAを迎えた「Welcome To My Village」だ。驚異的なスキルのビートボックスに、客席が大いに沸く。その後はシリアスで古典的な、クラシック・レゲエの世界を表現したり、Home Grownの力強いグルーヴを軸に、レゲエ・ミュージックの幅広さと凄みをアドリブたっぷりに聴かせたり。どの曲も、お楽しみが盛りだくさんだ。中でもアルバム『F』のリード曲「Feel It」で、輝くミラーボールの下でZepp Diver Cityがディスコと化した瞬間は、間違いなくこの日のベスト・ショット。メンバーとお揃いの振りつけで、お茶目なダンスを決めるPUSHIM。笑顔で踊るオーディエンス。そして韻シストのベーシスト、Shyoudogをゲストに迎えた「MATTAKU」は、アルバム『F』の中でも屈指のドラマチックなラブソング。Shyoudogのアダルトな低音と、PUSHIMの艶っぽい声との相性は抜群だ。

平和を願う気持ちをストレートに綴るバラード「Keep Peace Alive」を歌う前に、PUSHIMが長いMCをした。天災や人災が相次ぐ日本のこと。内戦や難民が増え続ける世界のこと。人生には予期できないことが降りかかること。この場で音楽を楽しめる幸せ。思いきり生きること。これからも前に進むこと――。魂こめて歌い上げる「Keep Peace Alive」には、神々しいという言葉がふさわしい。

終わってみれば、アンコールを含めて2時間20分の豊かな時間。レゲエという音楽に、人生の喜怒哀楽のすべてを託して歌うPUSHIMにとって、それを受け止めるファンにとって、ライブは非日常の場ではない。やあ、久しぶり、元気やった? 最近、こんなことがあったんやけど。そんな会話を交わしたような、ゆったりとした満足感。親から子へ、恋人から恋人へ。友から友へ。それは確実に伝えられ、その価値は年々増している。この幸せがいつまでも続きますように。FOREVER。

ツアーは、追加公演を7月10日に沖縄で開催する事も決定。その他も多数のイベント出演も決定している。

text by 宮本英夫
photo by cherry chill will

■ライブ情報
2016年7月10日(日)
PUSHIM LIVE TOUR 2016 “F” in OKINAWA
沖縄・ミュージックタウン音市場(3Fホール)

2016年7月18日(月・祝)
夏びらきMUSIC FESTIVAL’16 ~10th Anniversary~所沢
埼玉県所沢航空記念公園野外ステージ

2016年7月21日(木)
MY SOUL TOWN ~PUSHIM×韻シスト @Sapporo City Jazz
Sapporo Music Tent Live ? Sapporo City Jazz

2016年7月22日(金)
MY SOUL TOWN ~PUSHIM×韻シスト @ASAHIKAWA SPECIAL
旭川 CASINO★DRIVE

2016年8月11日(木・祝)
Mighty Crown 25th Anniversary 横浜レゲエ祭2016 -20周年-
パシフィコ横浜 国立大ホール

2016年8月13日(土)
東北レゲエ祭2016 RHYTHM NATURE
岩手高原スノーパーク

2016年9月4日(日)
MIGHTY JAM ROCK presents 「Highest MOUNTAIN 2016 大阪城」
大阪城野外音楽堂

2016年9月17日 (土)・18日(日) ※出演日未定
ホットフィールド2016
富山・黒部市宮野運動公園

2016年9月24日(土)・15日(日)※出演日未定
りんご音楽祭2016
長野・松本市アルプス公園

最終更新:7月5日(火)13時32分

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。