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福井の水ようかんは文化だ! 冬に食べる?都会女子驚き

福井新聞ONLINE 7月4日(月)17時56分配信

 福井はほんと不思議なまち。都会女子には気になることが尽きないよ。

 水ようかんは文化だ!

 福井の皆さん、水ようかんといえば、いつの季節に食べますか?
 多分みんな「冬!」って答えると思います。
 でもそれ、普通じゃないですよ(笑)

 全国的に、水ようかんは夏に食べるもの。
 どうも、京都や岐阜、滋賀などの近畿中部圏でも水ようかんを冬に食べる習慣があるようですが。
 福井に来てから初めて水ようかんは冬に食べるものって話を聞いた時は、わけわかんなすぎて目眩がした。
 とはいえ、みんなそれが普通じゃないことは知ってるんだろうなって思ったんだけど、ある地元の方は、夏に水ようかんのCMがやっているのをずっと不思議に思ってたみたいで、他の地域では水ようかんは夏に食べることに気づいたのは大人になってからだったとか。

 さらには、水ようかんっていうのは、平べったい箱に入っていて、ヘラで切って食べるアレのことでしかないと思ってる人もいて、その他の水ようかんの存在を知らないという声も。
 その形は福井周辺でしか見られないけど、一応どこにだって水ようかんってものは存在するんだよと思った(笑)

 水ようかんについて考えすぎた結果、ついに、水ようかん食べ比べ会にまで参加してしまったのです(笑)
 福井の人にとっては、水ようかんはただの食べ物ではなくて、もはや文化!
 福井には、こういう会を開催しちゃうくらい水ようかんに詳しくて、水ようかんへの気持ちがアツい人がいたりします。驚き。

 こういった食べ比べでは、いきなり食べたりはしません。
 まずはパッケージを楽しむところから。
 赤色、あずき色など、お店ごとに様々な色、デザインで、各店の個性が光ります。
 福井の水ようかんといえば、「えがわ」がよく知られている。
 えがわの水ようかんのパッケージは赤色なので、水ようかん=赤というイメージが強いかもしれないけど、実は多くのパッケージがあずき色。
 みんなこのパッケージがいいとか思い思いに語り合っていた。
 ちょっとよくわかんない(笑)

 そして、パッケージを楽しんでも、まだ食べない(笑)
 次はヘラを楽しみます。
 比べてみると、短いものから長いものまで様々。
 この辺でも個性が出てて面白い。ヘラを楽しむあたりでちょっと水ようかんをたしなむ楽しさがわかってきた!

 そして、ここまでゆっくりと楽しんで、やっと実食!
 黒糖、三温糖などの砂糖の違い、寒天、馬鈴薯でんぷんなどの凝固剤の違い、塩入り、小豆入り、さらにはコーヒー味など、それぞれのお店にそれぞれの味があってすごく奥が深い。
 福井の水ようかんは、私がイメージしているよりもゼリーっぽくてあっさりしてる気がする。
 だから1人1枚ぺろっと食べられちゃうのかも。

 何種類も食べてると、だんだん味の違いもわかるようになってきて、楽しくなってくるし。
 利き水ようかんとか、水ようかんソムリエとかってないのかな。

 さらに、冬に和菓子屋さんに行ってみたんだけど、お店のショーケースの中には水ようかんがドーン!
 大きさ違いの箱がいくつか置かれていて、ショーケースの中、それしかないの。
 水ようかんだけで商売が成り立つ福井の仕組みがよくわからないんだけど、それだけ水ようかんっていうのは福井の人が当たり前のように食べているものなんだなってさらに思ったり。

 さらに、福井人の水ようかんリスペクトは止まらないみたいで、水ようかんバーガーや水ようかんパフェなど、変わり種を扱うお店も。

 最初は違和感しかなかった冬の水ようかん。
 だけど、今はコタツで水ようかんのほうがしっくり来ちゃってる。
 東京にも福井の水ようかんが冬に売ってるところがあるから、どんどん広めていこうと野望を抱いてます。(ゆるパブメンバー、しおりんこと江戸しおり)

  ×  ×  ×

 福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。2016年3月まで鯖江市に「ゆるい移住」していた江戸しおりさんを中心に執筆中。

福井新聞社

最終更新:7月4日(月)17時56分

福井新聞ONLINE