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<参院選>猛暑のラストサンデー、支持呼び掛け手応え 党首らも応援

埼玉新聞 7月4日(月)10時30分配信

 10日の投開票まで残り1週間となった参院選。選挙期間中、最後の日曜日となった3日、埼玉県熊谷市では今年初めて日中の最高気温が35度を超す猛暑日を記録した。埼玉選挙区の主な候補者や陣営は厳しい日差しが照りつける中、党首らの応援を受けながら街頭演説などで懸命に支持を呼び掛けた。3議席を巡る激しい争いは選挙戦終盤も続きそうだ。

■「市民と戦う」強調/伊藤岳氏(共産)

 共産新人の伊藤岳氏(56)は午後3時半、朝霞市のJR北朝霞駅南口で、小池晃党書記局長らとマイクを握った。

 憲法改正反対を一貫して最大の争点に掲げてきた。6月28日、来県した安倍晋三首相が野党共闘を無責任と批判したことを受け、「(安保法制で)自衛隊員の命を差し出そうとしている安倍総理こそ無責任の極み」と強調。終盤は野合批判に対して市民と戦う立場を鮮明に打ち出す考えだ。小池氏は「(伊藤氏は)市民と一緒に悩み戦ってきた」と力強く訴えた。

 5日には志位和夫党委員長のほか、生活の党の小沢一郎代表が応援に駆け付ける。

■12時間街頭で訴え/大野元裕氏(民進)

 民進現職の大野元裕氏(52)はJR大宮駅などで「12時間街頭」を展開した。

 選挙戦序盤は6年間の実績とともに専門の外交や安全保障についての主張を前面に出してきた。演説の内容については、陣営らの意見も参考に中盤から少子高齢化への対応や教育、年金問題にもウエートを置くようにした。大野氏は「生活保護を受けている家庭の子どもが生活保護を受ける割合は50%以上。これではいけない。政治家の責任」と貧困の連鎖を食い止めることに尽力する決意を示した。

 通行者から激励される機会も多く、「皆さんの暮らしを守ります」と声を大にした。

■代表が一日中応援/西田実仁氏(公明)

 公明現職の西田実仁氏(53)は、公示後3度目の応援に駆け付けた山口那津男党代表と共に秩父駅や東武線若葉駅などで街頭演説を行った。一日中付きっ切りだった山口氏は「アベノミクスの効果を中小企業や地方、家計に広げる」と支持を呼び掛けた。

 西田氏は公示から一貫して訴えてきた2期12年の実績を強調。野党時代に議員立法を成立させた経緯を説明しながら「単に反対するだけの党の候補者には負けられない」。選対本部長の福永信之県本部副代表(県議)は「当落線上を抜け出す勢いが出てきた。残り1週間で振り切って当選を目指す」と手応えを口にした。

■一貫して経済再生/関口昌一氏(自民)

 自民現職の関口昌一氏(63)は、川口市内の駅頭や大型店、商店街を回り、支持を呼び掛けた。JR川口駅東口では、新藤義孝党県連会長をはじめ、県議や昨年の知事選に県連推薦で出馬した塚田桂祐氏らが応援に駆け付けた。

 関口氏は「経済を再生し、雇用をつくって所得を上げる。それは政権与党の自民党にしかできない」と訴え、公示後から一貫して経済再生を強調。「初心に戻り、全身全霊を込めて戦う」と引き締めた。

 新藤氏は「成長の果実を世の中の隅々にきちんと行き届けるよう分配する、この好循環を完全実現したい」と声を張り上げた。

■女性支持に手応え/佐々木知子氏(日本のこころ)

 日本のこころの新人佐々木知子氏(47)は、ふじみ野市内の自宅で支援者らと今後の活動などについて打ち合わせを行った。

 友人ら身近なところから支援を広げる草の根選挙を展開。土・日曜は家族とポスター張りや選挙運動用はがきの準備に追われた。陣営関係者は「選挙戦を通じて党名が浸透してきている」と話す。

 子どもの教育や北朝鮮の拉致問題の早期解決について訴えており、佐々木氏は「同年代の女性からの反応の良さを感じている」と手応えを口にする。選挙戦終盤は、中山恭子党代表と共に街頭に立つ予定で、支持をさらに広げていく。

■若者向けビデオも/沢田良氏(おおさか維新)

 おおさか維新の新人沢田良氏(36)は朝霞、和光、志木、新座の県南4市で街頭演説した。JR新座駅前では党が大阪府と大阪市で行った教育無償化などの実績を挙げ「大阪で行った改革を埼玉でも」と声を張り上げた。

 陣営関係者は「感度の高い若者や女性を中心にある程度の手応えを感じている」と話しており、ウェブに精通した専門スタッフを置き、若者向けに投票を呼び掛けるメッセージビデオを配信するなど情報発信を強化するという。

 6、7日には大宮駅西口で「帰れま選挙」と題し、36時間連続の駅頭活動も予定している。

最終更新:7月4日(月)10時30分

埼玉新聞