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【Chart insight of insight】頑張れ20年選手!中堅アーティストの粘り強さの訳は? 平井堅とブンブンサテライツ

Billboard Japan 7月4日(月)11時20分配信

 今さらではあるが、最近のチャートの移り変わりはずいぶん早い。しかも、新人やアイドル、そしてアニメタイアップなど瞬発力はあるものの、ベスト5に入っておきながら翌週には20位以下にガクッと落ちることも珍しくない。おまけに旬が過ぎてしまうと、翌年には跡形もなくいなくなってる、なんてことも冗談ではないのだ。

 今週もそんなチャートなのかなと思いきや、ベテランや中堅もなかなか健闘している。なかでも、今週4位にランクインした平井堅の「魔法って言っていいかな?」は、強豪に囲まれながら見事上位に食い込んだ(【表1】)。この曲はデジタルカメラのCMソングにもなっていることもあって、渋目のバラードにもかかわらず早々にチャートイン。ダウンロードがスタートした時点からぐいぐいと順位を上げ、ラジオのオンエア回数(緑のグラフ)やツイッターの指数(水色のグラフ)など他の要素の後押しもあり、フィジカルのリリースタイミングで急上昇した。バランスが非常にいいが、やはりきちんとCDを売り上げている印象が強く、それこそが彼の強みであるといえるだろう。

 もう一曲注目したいのは、11位にランクインしたブンブンサテライツの「LAY YOUR HANDS ON ME」(【表2】)。TVアニメ『キズナイーバ―』のオープニングテーマに抜擢された爽快なエレクトロ・ポップだが、それ以上にヴォーカル&ギターの川島道行の病状悪化によって、最後の作品になるとアナウンスされたことが大きい。この20年ほどの活動でシンパが多いこともあって、ラジオでは解禁早々にオンエア回数が急上昇しているし(緑のグラフ)、実際ラジオフレンドリーな楽曲でもある。そしてやはり、フィジカルのリリースに伴って、売上がきっちりと加算されていること(紫のグラフ)。そういう意味では、きっちりとリスナーにいい内容の音源を届けられれば、しっかりと上位を狙えることを証明した。ラスト作とはいえ、希望を感じさせてくれる一曲なのだ。

 他にも、コブクロ、桑田佳祐、安室奈美恵、東京スカパラダイスオーケストラ、LUNA SEAなどが、今週のベスト20に名を連ねているし、ロングセールスを記録している楽曲もある。そう思うと、今のチャートもそんなに悪いものではないのかもしれない。text by 栗本斉

最終更新:7月4日(月)11時20分

Billboard Japan

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。