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免税商店街7日にスタート 田辺市

紀伊民報 7月4日(月)16時46分配信

 和歌山県田辺市は7日、商店街で買い物した訪日外国人客が、消費税の免税手続きを1カ所でできるカウンターを開設する。商店街への設置は県内で初めて。闘鶏神社(東陽)の世界遺産追加登録を見据え、市街地で増加する外国人客へのおもてなし充実と買い物需要の取り込みを図る。

 参加免税店は中心市街地の商店街にある衣料や靴、菓子など販売する13店。カウンターは駅前商店街の梅酒・梅干し販売「紀州梅酒で乾杯。」に設置し、運営はまちづくり会社「南紀みらい」(湊)に委託する。開設時間は毎日午前10時~午後7時。

 外国人客は免税店で消費税込みの金額を支払った後、免税カウンターで商品とレシートを提示し、合計金額が免税対象に達していれば消費税分を現金で受け取れる。一括するカウンターがあることで、客は店ごとに手続きする手間が省ける。

 2015年の市内の外国人宿泊客は2万1536人で、14年の1・8倍。市町村合併した05年に比べ、19・2倍になっている。JR紀伊田辺駅隣の市観光センターの案内カウンターを利用した外国人は15年度に5645人いた。

 それに伴い、商店街を訪れる外国人客も増えている。ただ、売り上げ増につながっている店はまだまだ少ないという。市商店街振興組合連合会加盟約250店のうち、免税品の取り扱いは約100店ある。市商工振興課は「外国人客向けの商品やサービスなどで利用を増やせば、活性化のチャンスになる」と広がりを期待している。

 消費税免税制度は、免税店が外国人観光客に定められた方法で販売する際に、免税する仕組み。15年4月から、免税カウンターを運営する第三者に、手続きを委託できる制度ができた。

 市商工振興課によると、4月1日現在、全国に免税店は3万5202店、県内に165店ある。商店街の一括免税手続きカウンターを設置しているのは6月27日現在、全国で9件。

最終更新:7月4日(月)16時46分

紀伊民報