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沖縄に「止マレ」だらけの集落があった! 道路標示がやたらと多い理由

沖縄タイムス 7/5(火) 12:06配信

 沖縄県名護市の仲尾次(なかおし)の集落に入ると、あじまー(交差点)ごとに「止マレ」の文字が道路に描かれていることに気付く。その数、約120カ所。沖縄県内で初めて区単位の交通安全友の会を発足させた土地柄で、熱心な活動が続いている。
 道路標示は1980年ごろ、友の会会員のアイデアで始まったという。交差点に入る4本の道全てに「止マレ」の文字がある所も。優先道路はなく、みんなが気を付けるべきだと教えられているようだ。
 標示の取り組みは今では羽地地域15区のうち14区に広がっている。「トマレ」「とまれ」「STOP」。文字は各区で微妙に違う。中にはペンキが薄れて確認しにくい所もあるが、仲尾次区は毎年6月に友の会が塗り直し、はっきり見えるようにしている。
 会員は約110人。会長の宮里文博さん(65)は「交通安全は仲尾次が何でも最初。ルーツであることが自慢です」と笑顔で話す。
 同区は「交通安全お守り袋」の発祥地でもある。仲井間宗徳区長は「女性も交通安全指導に参加してほしい」とさらなる活動充実を目指す。
 隣の川上区で交通安全友の会の会長を務めていた玉城清秀さん(69)は約30年前、仲尾次を見習って道路に「トマレ」と書いた。「仲尾次の交通安全意識は素晴らしい」。今では川上にも約100カ所の標示があり、「安心して運転したり歩いたりできるようになった」と胸を張る。
 仲尾区は昨年、黄色いペンキで「STOP」と記した。稲嶺区もことし4月、子ども会が塗り直すなど、羽地地域は交通安全の意識が高まっている。(玉城学通信員)

最終更新:7/5(火) 18:19

沖縄タイムス