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【台湾】リオンの補聴器を宝島眼鏡で販売、高齢化見据え

NNA 7月5日(火)8時30分配信

 補聴器大手のリオンは2日から、宝島光学科技が運営する眼鏡チェーン台湾最大手「宝島眼鏡(フォルモサ・オプティカル)」の店頭で補聴器の販売を開始した。
 まず徳行東路店(台北市士林区)、板橋浦チエン店(チエン=土へんに乾、新北市板橋区)、東山路店(台中市北屯区)、自由路店(高雄市左営区)の4店で取り扱い、年末までに10店まで拡大する。主力のスタンダードモデル「リオネットプレシアV」をはじめとする耳かけ型、耳あな型の4シリーズ14機種から展開し、秋には新製品4シリーズを追加投入する予定という。
 リオンは台北市の利音貿易開発が代理店となり、これまで利音貿易の直営店4店を中心に台湾で年間約1,000台の補聴器を販売している。今後は利音貿易開発が宝島眼鏡に製品を卸す形で販売チャネルを強化し、2021年には現在の約5倍の年間約5,000台を見込む。
 日本補聴器工業会の統計によると、日本での補聴器の年間販売量は55万台だが、台湾では現時点で10万台以下にとどまっている。リオンの広報・IR担当者は宝島眼鏡との提携について「これから台湾で本格化する高齢化社会の到来に備え、他社に先駆けて足固めをするため」とNNAに説明した。
 補聴器は購入前の機種選定だけでなく、購入後のメンテナンスや再調整など細かなサポートが必要となる。同担当者によると、宝島眼鏡は1年以上前から販売準備に着手し、リオンや利音貿易開発の技術者による現地販売員の指導を行ってきた。今後はニーズや販売員のスキルに見合った無理のないペースで販売店舗を増やしていくという。
 宝島眼鏡は1976年に台北県三重市(当時)で創業。今年6月現在の店舗数は台湾で351店、中国で約1,200店。リオンは宝島の販売チャネルを使った中国販売について「あくまで宝島眼鏡の判断になる」としつつ、将来のさらなる販路拡大に期待を示した。

最終更新:7月5日(火)8時30分

NNA