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女性社長で最も多い名前は「◯子」 都道府県別で最も多いのは東京

ZUU online 7/5(火) 19:10配信

女性活躍社会ということで、2015年までの5年で女性社長が1.6倍に増えている。東京商工リサーチが調査を始めた2010年以降で、最も多い33万2466人にのぼり、少ない資本でも起業しやすいサービス業などの業種が目立った。

■共働きとの相関性はなし?多い県・少ない県

企業数全体に占める女性社長の割合も増加傾向にある。第1回の10.16%以降、一度も数字を下げずに順調に増え、15年には11.87%に達している。個人企業を含む280万社の経営者情報から、病院・生協などの理事長を含む人数を抽出・分析している。

女性社長数を都道府県別にみてみると、人数の増加は人口の多さにほぼ比例している。最多は東京都の8万6274人(前年7万9880人)となった。以下、大阪府2万9472人(前2万7678人)、神奈川2万2626人(前2万598人)、愛知県1万5974人(前1万4898人)、埼玉県1万4008人(前1万2891人)と続いている。少なかったのは鳥取県1232人、島根県1328人、福井県1573人と前年から順位に変動はない。2010年度の国勢調査で、共働き率でこの3県は上位5位以内に入る高さだが、共働きと女性社長数にはあまり相関性はないようだ。

興味深いのは、女性社長率の上位20県のうち15府県が西日本である点だ。九州・沖縄6県、近畿4府県、四国3県、中国2県となった。一方で低比率だった岐阜県・新潟県・山形県などの地域には、1世帯平均構成人員が多いという共通点があった。同居している家族が多いと、家事や育児、介護などを女性が引き受けているケースが多いと考えられるためだ。それによって、女性が起業して仕事をする時間を取りにくいのだろう。

■女性社長の中で最多は「和子」社長 世代交代の予兆も

一口に女性社長と言っても、年代は幅広く、それがよく分かるのが名前だ。女性社長の名前は6年連続で「和子」(4371人)がトップである。実は「和子」という名前、昭和初期から1952年ごろまで名前ランキングトップの人気だった。そんな当時のブームも見て取れる。「洋子」(3657人)、「幸子」(3615人)も、前年の順位をキープし、以下「裕子」「京子」「恵子」「久美子」の順だった。

今後は上位に「○子」以外の名前も入ってくるだろう。2015年は19位「明美」(1517人)、30位「由美」、36位「直美」、37位「真由美」がランクインし、世代交代の予兆が見られた。

実際に10代、20代の女性社長も増えている。中学3年生の時に起業し、その後「女子高校生社長」として名前を知られる椎木里佳さんは、1997年11月生まれの18歳。都内に事務所があるAMFを経営し、スマートフォン受けアプリの開発やイベント企画プロデュースなどの事業を展開している。父親は「秘密結社鷹の爪」の制作で知られる東証1部上場企業のDLE <3686> の社長だ。他にも、大学在学中に起業する女子大生社長も増えている。

■中小企業では意欲のある娘を跡取りにするケースも

増加傾向にある女性社長だが、現在は中小企業や個人事業が中心で、上場企業においては全体のわずか1%にも満たない30社程度にとどまっている。産業別では、最も多いのが日本マクドナルドホールディングス <2702> や大塚家具 <8186> などの「小売業」だ。ネットイヤーグループ <3622> やトレンドマイクロ <4704> などの「情報・通信業」が各6社、そのほか化粧品メーカーを含む「化学」に5社ある。一方、同族企業が多い傾向にある中小企業では、能力と意欲の高い娘に継がせるケースも増えているという。

政府が掲げる「女性の活躍推進」をはじめ、女性のプチ起業を支援して創業融資実績が伸びている。自治体や金融機関の環境がさらに改善されれば、女性社長は今後も増え続けるだろう。経済を活性化させるためにも、女性の起業や経営への支援の充実に期待したい。(ZUU online編集部)

最終更新:7/5(火) 19:10

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