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リオ五輪女子柔道コンビが狙う「恩師の花道」

東スポWeb 7月5日(火)16時41分配信

 リオ五輪柔道女子48キロ級代表の近藤亜美(21)、同52キロ級代表の中村美里(27)がダブル金メダルで柳沢久監督(68)に最高の花道を用意する。

 4日、都内で所属の三井住友海上の壮行会が行われた。五輪初出場の近藤は「精神一到」、3度目の中村は「自然体」と決意を語り、200人の社員の前で金メダル獲得を誓った。負けられない理由は個人のためだけではない。

 壇上、柳沢監督が「ロンドンの先は考えていなかった」と話し、前回のロンドン五輪を最後に勇退する考えがあったことを明らかにした。ロンドンで三井住友海上は当時ともに世界ランク1位だった中村と63キロ級の上野順恵(33)を派遣。ダブル金メダルの瞬間が区切りになるはずだった。

 しかし、結果は上野が銅メダルで中村はまさかの初戦敗退…。計画は頓挫した。五輪後、女子柔道界が暴力スキャンダルに見舞われたこともあり、柳沢監督は「非常に不愉快。このままじゃいけないと思ってもう一度、監督をやろう」と翻意を余儀なくされた。この4年間で女子柔道界の再興に尽力。やり残した“最後のピース”があるとすれば、リオでの金メダルということになる。

 責任感にかられる中村は「『辞めたい』と言っていたのは知っていた。今回は近藤と2人で金メダルを取って先生を喜ばせたい」とリベンジを強く約束。2つの金メダルが恩師への最高の恩返しとなる。

最終更新:7月5日(火)16時41分

東スポWeb