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中国漁船の違法操業対策協議 韓国が取締船配置など要求

聯合ニュース 7月5日(火)15時21分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国と中国は5日、黄海上での中国漁船による違法操業問題の対策について話し合う第9回協力会議を韓国南西部の光州で開いた。 

 会議には韓国外交部のペ鐘仁(ペ・ジョンイン)東北アジア局審議官と中国外務省の陳雄風・領事局副局長をはじめ、双方の水産、海上警備当局の関係者が出席した。会議は非公開で行われた。

 中国漁船の違法操業をめぐっては、先月に黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の南側で韓国漁船5隻が中国漁船2隻をえい航して当局に引き渡す事態が起きたのに続き、韓国軍や在韓国連軍司令部が漢江河口の中立水域まで進入する中国漁船の排除作戦を展開した。

 韓国政府は会議で、中国漁船の違法操業により韓国の漁業者が大きな被害を受けていることを強調し、中国に対し実効性のある対策作りを重ねて求めたとされる。特に中国漁船が多く進入するNLL水域に中国が取締船を常時配備するよう求め、中国の漁業者に対する教育と啓蒙の徹底、漁獲物運搬船の取り締まり強化なども要求したもようだ。

 また、北朝鮮が漁業権を中国に売ったとされる問題についても議論した可能性が高い。韓国の情報機関・国家情報院は今月1日、国会情報委員会で北朝鮮が今年、中国から3000万ドル(約30億円)を受け取る条件で北朝鮮側水域での漁業権を売却したと報告した。

 韓国政府は以前から北朝鮮の中国への漁業権販売について中国側に事実確認を要請している。中国側は「(漁業者に)許可や承認をしたことはない」と返答しているとされる。

 北朝鮮が中国当局から許可を受けていない中国漁業者と直接取引をしている可能性がある。

 韓国政府は会議の後、中国からの出席者を木浦海洋警備安全署に案内し、中国漁船の違法操業の実態を具体的に説明するとされる。違法操業の深刻さを実感させるためとみられる。

最終更新:7月5日(火)15時27分

聯合ニュース