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7月8日(金)21:30発表の6月米雇用統計に市場参加者の注目が集まる

投信1 7/5(火) 16:10配信

この記事の読みどころ

 ・ 6月米雇用統計の「非農業部門雇用者数」と「失業率」は要チェックです。
 ・ 2016年5月の非農業部門雇用者数は2010年9月以来の低調な伸びとなりました。
 ・ 2016年6月の米非農業部門雇用者数の市場予想は、+17.5万人です(前月比)。

「非農業部門雇用者数」と「失業率」は要チェック

7月8日(金)21:30に、6月の米雇用統計が発表されます。雇用統計は米国の経済指標の中でも、マーケット参加者が特に注目するものです。

雇用統計には様々な項目がありますが、「非農業部門雇用者数の変化率(前月比)」と「失業率」が、マーケットにインパクトを与えます。

2010年9月以来の低調な伸びとなった5月の非農業部門雇用者数

前回、6月3日(金)に発表された5月米非農業部門雇用者数は、+3.8万人(前月比)と市場予想の+16.0万人(同)を大幅に下回る内容となりました。これは、米通信会社ベライゾン・コミュニケーションで発生した約3.51万人のストライキも影響しました。

移民を受け入れ、人口増加が継続している米国は、毎月15万人~20万人の雇用増が必要なため、マーケットへのインパクトが大きく、ドルは大きく売り込まれる展開となりました。尚、イエレンFRB議長は、労働力人口の新規参入をカバーするのに必要なのは、最大10万人の雇用増であると認識しているようです(過去のスピーチより)。

6月米非農業部門雇用者数の市場予想は、+17.5万人(前月比)

6月米非農業部門雇用者数の市場予想は、+17.5万人(前月比)となっています。過去1年間の平均値を取ると、+21.9万人/月の雇用増と力強い回復をしてきており、今後は、急回復してきた雇用環境が徐々に鈍化していく局面であると筆者は考えます。

また、失業率も5.0%を下回っており、米国では、「完全雇用」と言える状況が継続していることから、一時的な雇用悪化の経済指標が出ても、米経済のファンダメンタルズが大きく崩れたと認識しないようにしましょう。

【参考情報】米雇用統計の基礎知識

雇用統計に関する説明は、以前、筆者が執筆しました『今週の注目は3月4日(金)発表の2月米雇用統計の「失業率」』の内容を確認していただければと思います。

※元データの確認は、米労働省労働統計局のウェブサイトをご参照ください。

岡野 辰太郎

最終更新:7/5(火) 16:10

投信1

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