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<北朝鮮写真報告>最新の中高校教科書75冊を入手  全科目で金正恩氏偶像化の記述 愛らしい表紙も(写真6枚)

アジアプレス・ネットワーク 7月5日(火)17時8分配信

北朝鮮の初級中学・高級中学の6学年で現在使用されている教科書を入手した。韓国在住の脱北者が北朝鮮国内の知人を通して6月末に搬出したもので全77冊。アジアプレスでは、一部の自然科学の教科を除いた75冊の全項を写真データ化した。

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高級中学の場合、国語文学、物理、生物、化学、数学、歴史、英語、芸術、自動車、地理、漢文、革命歴史、社会主義道徳の13科目だ。

物理や数学、自動車、美術など社会分野でない科目に至るまで、すべての教科書の巻頭には金日成氏、金正日氏、金正恩氏いずれかの「お言葉」が紹介され、生徒たちの学習指針として太字で強調されていた。

高級中学三年の革命歴史の教科書の終盤部分には金正恩氏が登場する。金正恩氏が始めて公式の場に姿を現したのは2010年9月の労働党第三回代表者会だったが、この会議を革命歴史の教科書で次のように記述している。

「代表者会では、参加者たち全員の支持と賛同の中、我が党と軍隊と人民の組織的意志を反映して、敬愛する金正恩元帥様を党中央機関のメンバーとして、党中央軍事委員会副委員長に高く推戴した」

金正恩氏を偶像化する記述は、社会科目の随所にあるのが目を引く。

北朝鮮の義務教育は幼稚園1年、小学校5年、初級中学校3年、高級中学校3年の12年。教科書は、元々全生徒に無償配布されていたが、90年代の社会混乱と経済難のために、学校に備えられたものを共同で使うようになったり、市場に横流しされたものを購入したりするのが当たり前になった。(石丸次郎)

最終更新:7月5日(火)21時22分

アジアプレス・ネットワーク

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。