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火星の月、巨大隕石と「消えた第3の月」が形成か 最新研究より

sorae.jp 7月5日(火)8時9分配信

火星に存在する2つの衛星「フォボス/ダイモス」。1877年に発見された月より小さいこれらの衛星は、これまで火星が重力でとらえた小惑星だと思われていました。しかし今回新たに、これらの衛星は火星への隕石の衝突により生成されたとの研究が報告されています。
 
今回の研究はフランスやベルギー、日本の合同研究チームによって報告されました。従来の仮説のように2つの衛星が重力によって捉えられたとすれば、その軌道に不自然な点があります。一方、「地球の月のように、巨大隕石の衝突によるデブリが融合して火星の衛星が形成された」とすれば、フォボスとダイモスの形成の謎が説明できるかもしれません。
 
仮説によれば、まず火星に衝突した隕石が大量のデブリを火星周辺に撒き散らしました。これは火星北部のBorealisという窪地の存在からも推測されます。そしてこのデブリはまず火星の周囲にリングを形成し、その内側部分がフォボスやダイモスよりずっと大きな直径200kmクラスの別の大きな月を形成しました。
 
そしてこの大きな月の重力により、リングの残りの部分からフォボスとダイモスが形成されます。さらに火星の潮汐力がこの大きな月を引き寄せ、火星に落下させたというのです。この火星の大きな月は、誕生から火星への衝突までたったの500万年しか存在しなかったとされます。
 
これらの仮説はコンピューターシミュレーションによって導き出されたものです。またこの第3の月だけでなく、フォボスも2000万年~4000万年後には火星に衝突して消失するものと考えられています。現在JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2020年代にフォボスに探査機を送り、サンプルを収集して地球に持ち帰る計画を進めています。そのサンプルにより、今回の仮説が正しかったのかが判明するかもしれませんね!

最終更新:7月5日(火)8時9分

sorae.jp

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