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三菱マテリアルと阪和興業、欧州に金銀滓回収拠点

鉄鋼新聞 7/5(火) 6:00配信

 三菱マテリアルは4日、欧州地域からの金銀滓(E―スクラップ)受け入れを拡大するため、阪和興業と共同でオランダに新会社「MM・メタル・リサイクリング」(出資比率・三菱マテリアル90%、阪和興業10%)を設立したと発表した。総投資額40億円を投じて金銀滓の受け入れ・検品・サンプルの採取などを行う金銀滓センターを新設する。完工は17年春を予定。同社の海外での金銀滓回収拠点としては2拠点目で、海外からの回収量拡大につなげる。

 新会社の資本金は約20億円(1540万ユーロ)で、社長は三菱マテリアルから出向する予定。サンプリングセンターの面積は約3万平方メートルで、主要設備は受け入れヤード、サンプリング設備、試料調整設備、出荷ヤードなど。金銀滓の受け入れから検品、サンプリングまでを行った後、日本に輸送し、同社製錬所で有価金属として回収・再資源化する。現地に集荷拠点を設けることで買い取り評価にかかる期間の大幅な短縮が可能となり、スピーディーに金銀滓を取引したいという顧客ニーズに対応できる。
 同社は、直島製錬所(香川県)での金銀滓の受入・処理能力の増強を4月に完工し、グループ企業である小名浜製錬(福島県)と合わせた年間処理能力が世界最大の約14万トンに拡大している。処理能力の増強に合わせ、海外からの金銀滓の集荷量の拡大にも努めており、14年には同社の米国法人内にリサイクル事業部門を開設して米国内での集荷体制を強化した。さらに今回の新会社設立により、金銀滓の最大発生元の一つである欧州での顧客サービスの向上と同地域からの集荷量拡大につなげる。現在は日本と海外からの集荷比率が1対2程度だが、今後はさらに海外比率を高めていく考え。

最終更新:7/5(火) 6:00

鉄鋼新聞

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