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【ブラジル】耐久財販売 10%の落ち込み デジカメ、PCが大幅減

サンパウロ新聞 7月5日(火)2時11分配信

 ブラジルの耐久財市場の2016年第1四半期(1~3月)の売上高は合計239億4000万レアル(約7182億円)と15年同時期を10%下回った。世界的なマーケティングリサーチ企業、ジーエフケー(GfK)が6月27日に発表したレポート「TEMAX」で報告されている。同レポートは電話や家電、情報技術など耐久財7分野における最終消費者に対する実売動向を調査、分析している。

 レポート「TEMAX」は調査対象の茶物家電、写真、白物家電、小型家電、情報技術、電気通信機器、プリンター及び周辺機器という7分野すべてにおいて、16年第1四半期の売り上げが前年同時期を下回ったと報告している。中でも写真、白物家電、情報技術、プリンター及び周辺機器は落ち込みが大きく、いずれも二けた台のマイナスを記録した。

 各分野の動きは以下の通り。

■茶物家電
 テレビやオーディオ機器、ビデオカメラ、DVDプレーヤー/レコーダーなどの茶物家電の売り上げは、15年第1四半期に対して8.4%減の42億5100万レアル(約1275億3000万円)だった。茶物家電の中で最も重要なテレビの売り上げは5.4%減。ただし、「スマートテレビ」と呼ばれる情報端末的な機能を持ったテレビは販売数を伸ばし、テレビの売上高の60%を占めた。また、超高性能で高画質なテレビ、スーパーハイビジョン(UHD)の販売は前年同時期に対して118%増加、ブラジルのテレビ市場全体におけるシェアは13%に達した。

■写真
 写真分野とはずばり、デジタルカメラだ。デジタルカメラの今年1~3月期の売上高は15年同期比52.9%減の5400万レアル(約16億2000万円)。7分野の中で最も大きな落ち込みを記録した。

■白物家電
 洗濯機や冷蔵庫、電子レンジ、ガスコンロなどが含まれる白物家電の売上高は52億7500万レアル(約1582億5000万円)。15年第1四半期よりも12.0%少なかった。白物家電分野で最も存在感の大きい冷蔵庫が16.7%減と振るわなかった。

■小型家電
 小型家電の今年1~3月期の売上高は合計21億6500万レアル(649億5000万円)。15年同時期に対しては9.0%減だった。この分野にはコーヒーメーカーやアイロン、電気シェーバー、脱毛器、バリカン、掃除機、電気フライヤー、扇風機、電気オーブン、加湿器などが属している。これらの中で大きく落ち込んだのは扇風機(10.5%減)、電気フライヤー(20.3%減)、冷暖風機(38.0%減)など。

■情報技術
 前年同期比25.6%減と写真分野(デジカメ)に次いで大きな落ち込みを記録した情報技術分野の16年第1四半期の売上高は20億5100万レアル(約615億3000万円)。デスクトップ型のパソコン(PC)が39.3%減、ノートPCは23.9%減だった。GfKの専門家らによると、これらのPCの売上高の落ち込みはインフレと為替相場の影響によるもので、これらの要因はこの先数カ月の間、PCの販売に影響を及ぼし続けるものとみられる。

■電気通信
 携帯電話、スマートフォン、固定電話が属する電気通信分野の売り上げは97億8200万レアル(約2934億6000万円)。やはり前年同時期を下回ったが、落ち込み幅は7分野の中で最も小さい5.3%だった。同分野の中で最も激しい落ち込みが観測されたのは販売価格が450レアル以下の機種(75%減)だった。

■プリンター及び周辺機器
 複合機やプリンター、キーボード、マウス、プレゼンテーション用リモコンなどが含まれる同分野の16年1~3月期の売上高は前年同期比10.0%減の3億6200万レアル(約108億6000万円)だった。

サンパウロ新聞

最終更新:7月5日(火)2時11分

サンパウロ新聞