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「英語の楽しさ学んだ」 豪の先生、離日へ

カナロコ by 神奈川新聞 7月5日(火)13時30分配信

 三浦市の姉妹都市である豪・ウォーナンブール市出身で、市内の小中学校で外国語指導助手(ALT)を務めてきたスコット・J・ファーレイさん(27)が来月帰国する。子どもたちの興味に関連づけた指導をモットーにしてきた。帰国を前に、各校で最後の授業に臨んでいる。

 「マイ・バースデイ・イズ・セプテンバー・サード」。4日に市立上宮田小学校(同市南下浦町上宮田)で行われた6年生の授業の一コマ。スコットさんが「ドラえもん」という設定で、誕生日がいつかを、児童は英語で質問。スコットさんは英語で答え、何日かを児童に訳させた。

 小学生のころから日本語を勉強していたというスコットさんは、県内の高校に1年間留学。母国の大学卒業後に来日し、4年前から市内の小中学校でのALTなどを務めている。

 アニメや音楽など日本文化を好むスコットさんは、主語をアニメキャラクターにするなどして、子どもたちが楽しく英語を学習できるよう心掛けてきた。給食や休み時間も子どもたちと一緒に過ごし、交流を大切にしてきた。今年4月に結婚したことや契約更新時期を迎えたことを機に、離日を決めた。

 同小での授業後には「お礼の会」が開かれ、児童を代表して小澤啓人君(11)らが「英語の楽しさを教えてくれた」「豪でも僕たちのことを忘れないで」などとあいさつした。

 15日の岬陽小学校(同市岬陽町)での授業が最後となるスコットさん。今後はカナダで暮らす予定という。「子どもたちの笑顔が見られなくなると思うと寂しい。向こうでも日本と関わる仕事がしたい」と話している。

最終更新:7月5日(火)13時30分

カナロコ by 神奈川新聞