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綾瀬市長選候補者の横顔

カナロコ by 神奈川新聞 7月5日(火)14時0分配信

 10日に投開票される綾瀬市長選に元市議の笠間信一郎氏(67)と、前副市長の古塩政由氏(65)=届け出順=が立候補した。面識はなかったものの、小学校から大学まで同窓の2人。市政に関わった時期も重なるそれぞれの横顔を紹介する。

◆郷土愛で突き進む 笠間信一郎氏(67)
 自らを「異端児」と呼んではばからない。4年前は無投票阻止を掲げ、結果を承知で市長選に立候補した。「抑えきれない郷土愛」ゆえだった。

 神戸製鋼所に21年間勤務し、国内外で高いシェアを誇るアルミ部門の営業を任された。大学で専攻したスペイン語を買われ、1980年代にドイツ・デュッセルドルフ事務所の駐在員に抜てきされた。

 市内から東京・昭島の親戚宅まで自転車を走らせた中学時代、冒険心が芽生えた。大学で国内に飽き足らず、欧州を遊行。訪ねた国はもうすぐ30になる。

 妻と2人暮らし。「積善(せきぜん)余慶(よけい)」(善行を重ねた家系に慶事が訪れる)の故事を旨とする。「10日はきっと、どっちに転んでも余慶だろう」

◆環境アセスに尽力 古塩 政由氏(65)
 「いい年になったら、市長でもやったらどうだ」。進路に悩んだ大学4年のころ、恩師にちゃかされた。当時は思いもよらなかった将来に奇縁を感じる。

 卒論は「都市化の中の小都市」。生まれ育った当時の綾瀬町を研究対象に選んだ。県職員を志したのは、県東西の都市化の不均衡に疑問が募ったからだ。

 専攻した都市社会学は、さっそく重宝された。環境アセスメント全盛の1980年代、国に先駆けて制定された県条例に、20代にして一線で関わった。課長だった54歳で副知事に呼び出され、「出向と思いきや辞表を書かされた」。市教育長職に引き抜かれた。

 出張先の広島で知り合った写真家に師事し、腕前は二科展本選に入選するほど。妻と母と3人暮らし。

最終更新:7月5日(火)14時0分

カナロコ by 神奈川新聞