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チェコ絵本展、親子に向けての工夫を

Lmaga.jp 7月5日(火)12時15分配信

「芦屋市立美術博物館」(兵庫県芦屋市)で、『-チャペックからチェコ・コミックまで-東欧の絵本大国「チェコ絵本をめぐる旅」』のオープニングセレモニーが7月2日に行われ、芦屋市立伊勢幼稚園の園児20名がテープカットに参加した。

子どもたちが楽しく過ごせるようなスペースも

今回の企画内容はチェコ共和国で、20世紀初頭で迎えた黄金期(当時はチェコスロバキア)から、現代の絵本までの変遷を、15人の絵本作家の原画・リトグラフ・絵コンテ・デッサンなど約150点を通じて紹介。「ロボット」という言葉を生み出した有名なチャペック兄弟をはじめ、現地へと移住した日本人絵本作家・出久根育(でくねいく)らの作品が展示される。

同企画を担当する学芸員の大槻晃実さんは、「20世紀に入ってチェコ語が消えゆく言語となりつつあった中、子どもたちに文化を伝えるために、絵本は隆盛を極めました。また、当時は絵画では表現に制約があったのですが、絵本では表現の自由さが残っていたため、国を代表する文化になったと言われています」と、優れた絵本が生まれた背景について説明。時代と共に、海外からの影響を受けて、いろんな技法が登場していく様、中には日本のマンガスタイルも見てとることができる。

また、今回の展示は夏休み期間とあって、子どもたちも楽しめる空間を目指したとのこと。「子どもと図書館に行くけれども、美術館には行ったことがないという声も多く、絵本がアートへの架け橋になってくれたら、と。今回は1階のオープンスペースに、読書やお絵描きができるスペースを用意しました」と、中央には、京都在住の美術家・森太三が手掛けた色とりどりのテーブルやイスを配置。また、お絵描きのワークショップや、芦屋市立図書館やボランティアグループと協力し、絵本の読み聞かせも行う。

それと同時に、チェコ・ファンも満足できるよう、展示と共に物販にも力が入っている。普段はなかなか入手できない現地の絵本、プラハの人気ステーショナリー・ショップpapelote(パペロテ)のマスキングテープなどが揃っているので注目を。展示は9月4日まで、料金一般700円、大高生500円、中学生以下無料。

最終更新:7月6日(水)12時35分

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