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GP2、来季もGP2/11シャシー使用。新車導入を2018年に延期

オートスポーツweb 7月5日(火)12時13分配信

 GP2シリーズは現行車両を、2017年シーズン末まで継続使用することを決定した。この決定は主にコスト上の理由のためと説明されている。

 GP2では今シーズン終了後、現行のダラーラGP2/11の使用を段階的に廃止するとしていた。今回の決定により、既存チームは来季も現行マシンを使用できることとなる。

 GP2の代表を務めるブルーノ・ミシェルは英AUTOSPORTに対し、「この決定は一般的な経済状況を考慮してのものだ。同じマシンを使用することで、チームには1年の猶予期間を与えることもできるからね」と語っている。

「もし、シリーズが健全に運営されている場合でも、我々は非常に注意深くなる必要がある。なぜなら、現在でもGP2やGP3の予算をまかなえるドライバーが、何千人もいるわけではないからね」

「チームと協議した結果、来シーズンのために2台の新車を購入するのは得策ではないだろうという結論に至った。2018年のレースに向けて、何が起こるのかをもう少し見てみることにしたんだ」


 現在、GP2はシリーズ名称を“フォーミュラ2”へ変更するべく、FIAとの交渉を行っており、今回の決定がこう着状態にある交渉に猶予をもたらすことになるとみられている。

 加えて、来シーズンからF1で使用される新しい安全装置『ハロ』を、GP2にも導入するかどうかを決定する猶予期間ともなりそうだ。

「私たちが『ハロ・システム』の導入を望んだ場合、シャシーに大きな改良を施す必要があり、来年までに実行するにはコストがかかりすぎる。もちろん、新型マシンでは『ハロ』の搭載を考慮していくつもりだ」とミシェル。



 トップチームのひとつであるDAMSの代表、フランソワ・シカールは、「(主催者からもたらされた)本当にいい決断だ」と2018年までニューカー導入を延期する動きを歓迎している。

「まったく新しいマシンに投資を行うには、現在の経済状況はベストなものとは言えない。それに新車投入が遅れることで、彼らは革新的なアイデアと新型エンジンを融合させた新型マシンを、万全の状態で整えることができるだろう」


「既存の“エキサイティングな”マシンも非常に優れた性能を持っており、F1ドライバーを養成するためのツールとして機能している。だから適切なタイミングで下された正しい判断だと考えているよ」

[オートスポーツweb ]

最終更新:7月5日(火)12時15分

オートスポーツweb