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大野拓朗、「後悔せず、限界を決めない」芝居に全力投球

クランクイン! 7/5(火) 16:30配信

 『セーラー服と機関銃 -卒業-』や『高台家の人々』、『とと姉ちゃん』など話題作への出演が続く大野拓朗。現在27歳の若手俳優は、青春ホラー映画『ホーンテッド・キャンパス』で、“(幽霊が)見える人”を演じている。爽やかな笑顔がまぶしい旬の俳優に、怪奇現象が起こったという現場でのエピソードや、自身が演じたキャラクターなどについて話を聞いた。

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 本作は、怖がりなのに幽霊が視えてしまう八神森司(中山優馬)が、後輩の灘こよみ(島崎遥香)を追いかけて入部した「オカルト研究会」で、大学内で起こる怪奇現象の謎に挑む青春オカルトミステリー。大野は、「オカ研」の中で“(幽霊が)見える人”として頼られる青年・黒沼泉水を演じる。本作でホラー映画初出演となった大野は、茨城や栃木で夏前に行われた撮影で、いくつかの怪奇現象が起こったと話す。

 心霊体験をしたのは、島崎遥香と高橋メアリー・ジュン。島崎は、部屋に不穏な空気を感じ取って女性マネージャーの部屋で寝たところ、誰もいないはずの元の部屋から、トイレが流れる音や壁を叩く音を聞いたそう。一方、角部屋に泊まった高橋は、廊下の方から一晩中「あ゛~」という気味の悪い声が聞こえて、一睡もできなかったとのこと。その後に調べたところ、宿泊したホテルは“いわく付き”だったとのこと。

 別撮影で同地には泊らなかった大野だが、自身の撮影現場で奇妙なできごとを体験。安井謙太郎とシリアスなシーンを撮影中、カメラが回り始めると、どこからかラジオの音が聞こえてきたのだという。「何か聞こえるな、くらいの感じ。空耳かなと思ったら、マイクもちゃんと拾うくらいの音で。もう一回撮影が始まったら、また流れてくるんです。4回目くらいでやっとなくなった。本番の時だけ聞こえるんです」と楽しそうに振り返る大野。幽霊などには恐怖心ではなく好奇心を抱いてしまうのだという。昔、金縛りになった際も、周囲に何かいまいかと目を動かし、足元に着物を着た子供が見えた時には「見れた~!やったー!」とその状況を楽しんでしまったとか。


 劇中で注目してほしいポイントは、バイト中の泉水が、わけあってオカ研から距離をとった森司を追いかけるまでの一連の動きだという。手持ちカメラの長回しで撮影されたという同シーンで大野は、まず助手席に乗り込み、ドアを開けて先輩を突き落とす。そして運転席に回りカギを指し、エンジンをかけてシートベルトを締め、開いている窓も閉める…という一連の動きが求められた。しかも、大野は184センチの長身。「やることが多くて。軽トラの中って狭いから、足がかなりつっかかるし、マニュアル車だし、あのシーンは結構大変でした(笑)」。

 学生時代はバスケットボールに打ち込んでいた大野。学生に戻れたらどんな研究会を作りたいかという質問に「NBA研究会」と即答する。「バスケをもっと練習していたかったとは思いますね。あの頃でも、全力でやっていたとは思うんですけど、今思い返すと、もっと頑張れたなっていうか。自分で自分に限界を決めていたなとは思いますね」と未練がある様子。それでも、バスケで不完全燃焼したエネルギーは演技へと向けられており、「もう後悔しないで、限界を決めないで、全力でやっていけたらなとは思います」と抱負を語る。若手俳優ひしめく芸能界で、大野がどうやって自身の存在を確立していくのか。今後もその活躍が楽しみだ。(取材・文・写真:岸豊)

 『ホーンテッド・マンション』は絶賛上映中。

最終更新:7/5(火) 16:30

クランクイン!