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梅干しで熱中症を予防 救命講習で活用PR

紀伊民報 7月5日(火)16時33分配信

 和歌山県の田辺市とJA紀南でつくる「紀州たなべ梅振興協議会」は、夏場の熱中症予防に梅干しの活用を呼び掛けている。梅干しは汗で失われた塩分を効率よく摂取できる成分が含まれており、熱中症が発症しやすい夏場に重宝する。市消防本部も救命講習で梅干しとレシピを配布してPRする。

 熱中症は、高温多湿な環境に身体が適応できず現れる体温上昇や脱水、けいれんなどの総称。梅干しは食塩、塩化カリウム、クエン酸ナトリウムなどを含み、水と一緒に摂取すれば水分と塩分を補給し、クエン酸による疲労回復効果も期待できるという。

 市消防本部は、熱中症の多い7~8月に学校や事業所など36カ所で約1100人を対象に救命講習を開く。参加者には個包装の梅干しと梅干しを使った簡単料理のレシピ、熱中症予防啓発のチラシを配って、梅干しの活用をPRする。

 同協議会は「暑い夏を元気に過ごすため、食生活に梅干しを積極的に取り入れてほしい。梅干しをそのまま食べることに抵抗のある人は、レシピを参考に梅干しを万能調味料として試してほしい」と呼び掛けている。

 同協議会は昨年の「わかやま国体」でも熱中症予防などを呼び掛け、競技会場でアスリート用の梅干し「ウメパワプラス」を配った。

 田辺市消防本部管内(田辺市・上富田町)で2015年度に熱中症の疑いで搬送されたのは58人。7月が32人、8月が18人と2カ月間に集中した。本年度は4日までに10人。白浜町消防本部管内(白浜町・すさみ町)では15年度に9人、本年度は7人。

最終更新:7月5日(火)16時33分

紀伊民報