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即戦力の警察官に、既卒者限定で就職説明会 石川県警、31日に初開催

北國新聞社 7月5日(火)2時51分配信

 県警は今月末、既卒者だけを対象とした就職説明会を初めて開く。主に高卒や短大卒を対象にした「警察官B」の採用試験で昨年度、初めて既卒者の申込数が新卒者を上回ったことを受け、実施を決めた。社会人経験者やUターン就職希望者らの参加を想定する。即戦力となる人材を確保し、団塊世代の定年退職により生じた人材不足という課題の解消を目指す。

 県警によると、2015年度の警察官Bの採用申込数は、新卒者が111人に対し、既卒者は112人だった。14年度は新卒者119人、既卒者98人であり、既卒者の申込数は増加傾向にある。

 警務課人事管理室の別宗由樹室長によると、警察志望の既卒者の中には、新卒者と肩を並べて採用を目指すことをためらう傾向が見られるという。社会経験を積んだ既卒者は、新卒者に比べて仕事に対する理解力が高いと見込み、既卒者が説明会に参加しやすい環境を整えた。

 初回の説明会は、今月31日午前10時半~正午、金沢市の県警本部で開かれる。警務課職員が警察全般の業務内容を説明するほか、現役警察官との懇談を通じて仕事のやりがいを伝える。2回目は8月3日午後7時~同8時半に同所で開催する。

 団塊世代の大量退職により、県警では15年度までの10年間で全警察官約2千人のうち約800人が退職した。ベテランの穴を埋めるため、即戦力となる人材確保が課題となっている。

 別宗室長は「既卒者のUターンを促し、優秀な人材を一人でも多く確保するきっかけにしたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7月5日(火)2時51分

北國新聞社