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渥美清さん、柄本佑でよみがえる 没後20年の日にドキュメンタリードラマ

デイリースポーツ 7月6日(水)5時0分配信

 NHK連続テレビ小説「あさが来た」で宮崎あおいの夫役を好演した俳優・柄本佑(29)が、国民的喜劇映画「男はつらいよ」シリーズで主人公・車寅次郎を演じた俳優の故渥美清さんを演じることが5日、分かった。渥美さん没後20年企画のNHK BSプレミアム「没後20年ドキュメンタリードラマ おかしな男~寅さん夜明け前 渥美清の青春~」(8月4日、後8・00)で、寅さん役で大ブレークする前の渥美さんを熱演する。

 昭和を代表する映画スターの渥美さんが、1996年8月4日の死去からちょうど20年になる日に、柄本の手でよみがえる。

 ドラマの原案は、渥美さんと親交があった作家・小林信彦氏(83)の傑作評伝「おかしな男 渥美清」。

 61年夏、NHKのバラエティー番組「夢であいましょう」で出会った小林氏(川口覚)との関わりを中心に、渥美さんが小林氏に語った本音や関係者の証言を基に構成。私生活や心の内を決して他人に見せなかった-そんな孤独なイメージがある渥美さんが、キャラクターに合わない役に挑戦しては失敗し、バッシングを受けながらもまい進した下積みの日々に迫る。

 渥美さんの役はフジテレビ「渥美清のあぁ、青春日記」でウッチャンナンチャン・南原清隆(51)が、今年放送されたNHK総合「トットてれび」で歌舞伎俳優・中村獅童(43)が演じている。

 柄本は「渥美清さんの目はゾッとするような色気があり、しかも深い。柄本佑さんの『目』を見た時に、柄本佑の演じる若き日の渥美清を見てみたいと思った」(五十嵐久美子ディレクター)との理由で起用された。

 柄本の父・柄本明(67)は、渥美さんと親交があった数少ない俳優という縁もある。柄本は「渥美清さんは、面白さの奥に哀しさを秘めた人。憧れのカッコイイ役者さんです。若き日の渥美さんに、僕なりに挑戦したいと思います」と意気込みを語っている。

 NHKでは没後20年の企画として、BSプレミアム「ザ・プレミアム 寅さん、何考えていたの?~渥美清・心の旅路~」(30日、後9・00)も放送。こちらは、渥美さんが俳句に込めた心情を読み解いていく。

最終更新:7月6日(水)7時20分

デイリースポーツ