ここから本文です

寺岡呼人×桜井和寿 ゴールデンサークルが記念の20回。25年来の友情が見えるステージ/ライブレポート

エキサイトミュージック 7月6日(水)7時15分配信

 
■【寺岡呼人 presents Golden Circle 第20回記念スペシャル ~僕と桜井和寿のメロディー~】ライブレポート
2016.07.05(TUE)at 日本武道館
(※画像7点)

【この記事の関連画像をもっと見る】

記念すべき一夜は盟友かつ親友とともに

寺岡呼人が主宰し、自らとゆかりあるアーティストを招いて行っているライブイベント“ゴールデンサークル”。その記念すべき20回目となる【Golden Circle 第20回記念スペシャル ~僕と桜井和寿のメロディー~】が、5日(火)、日本武道館にて開催された。今回は“~僕と桜井和寿のメロディー~”とタイトルにもうたっているように、寺岡が「盟友であり、親友」と言うMr.Childrenの桜井和寿とともに、二人の共作曲や代表曲を中心としたセットリストで、集まった13,000人の観客を楽しませた。




今から25年前の1991年に出会ったという二人。寺岡の初のソロツアーをメジャーデビュー前の桜井が一緒にまわったことから縁が深まり、「この歌で始まりました」(寺岡)という「星になれたら」を筆頭に、これまで何曲もの楽曲を共作してきた。そんな二人なだけに息はぴったり。1曲をフレーズごとに分けて歌い、それぞれの見せ場を作りつつ、ハモリやユニゾンで二人にしか出せないハーモニーも奏でる。松任谷由実、ゆずと寺岡、桜井とで共作した「ミュージック」、Mr.Childrenの楽曲として発表されている「妄想満月」、この日、寺岡がゴールデンサークルのテーマソングに相応しいと言った「バトン」など、共作曲ではもちろん、それぞれのソロ曲や、カバー曲などでも、この二人だからこその魅力を発揮し、ここでしか聴けない新たな曲の一面を見せてくれた。寺岡が8月にリリースするニューアルバム『COLOR』からは、北野武のある言葉から発想を得て書いたという表題曲や、以前のゴールデンサークルで歌ったMr.Childrenの「あんまり覚えてないや」の寺岡なりのアンサーソングという「もったいない」などを寺岡のソロで披露しながらも、桜井との共作曲「蜜蜂」は桜井一人に歌わせるという粋な演出も。「責任重大(苦笑)」(桜井)と言いながら歌ったこのラブバラードは、まさに、この日、この場所でしか聴けない貴重なものとなった。また、バンドメンバーにソロ歌手として活躍するKがキーボーリストとして参加しており、桜井も大好きでよくカラオケでも歌っているという寺岡とKとの共作曲「dear...」を歌唱。さらに、桜井が寺岡に朝の7時台に送ってきたメールに歌いたいと書かれていたというカバー曲も一緒に歌うなど、3人でのコラボレーションも一つの見所となっていた。



歌での呼吸がぴったりあっていた二人は、歌以外でも息があっていたようで、衣装を「デニムとネルシャツでどうですか?」と寺岡が提案したところ、「中年のゆず(笑)」(寺岡)と言うほど、似たテイストの青系と赤系の衣装になってしまったとのこと(笑)。桜井はだいぶリラックスしていたようでステージ上を「呼人くん家のリビングみたい」と言い、自分の出番がなくてステージ裏にいるときは意識的に「素にならないように気をつけてた」というくらい、寺岡との空間を楽しんでいたようだった。


最後には、ガッチリと肩を組んで客席に深々と頭を下げてあいさつし、その後、お互いをたたえ合うように抱き合っていた二人。寺岡がわざわざこのためにVHSのデッキを買って探し出したという、出会った当時の貴重映像も披露されていたが、25年間変わらない二人の友情が作り出す雰囲気が、なんとも温かな気持ちにさせてくれるライブだった。本イベントは8月2日(火)大阪城ホールでも開催される。

最終更新:7月7日(木)6時45分

エキサイトミュージック